管理栄養士のmafiです。
今回は、管理栄養士として公務員試験を受けた際の、採用試験の倍率について書いてみます。
- 管理栄養士が受験する公務員試験とはどのような内容なの?
- 一次試験と二次試験があるの?
- 倍率はどれくらい?
特に市町村が実施する、管理栄養士の公務員試験についてここでは書いてので、これから採用試験を受けようと思っている方の参考になればと思います。
国家試験である「管理栄養士資格」自体の合格率は意外に高い
まずは、管理栄養士という国家資格自体の合格率を見てみます。
厚生労働省の統計によると、
2017年(平成29年度)の全体の合格率は60.8%
毎年15,000人以上の管理栄養士が誕生しています。
この数字を見た僕の率直な感想は、
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] こんなに多くの管理栄養士が誕生していたなんて、知らなかった・・・ [/chat]
です。
管理栄養士が増えれば増えるほど、公務員を受験できる対象の人も、増えていきますよね。
どうりで、年々公務員の管理栄養士採用試験の倍率が上がってきているわけです
まず公務員の採用試験を受けようと思ったら、この管理栄養士の採用試験を通過し、管理栄養士の資格を持っておくことが必要です。
公務員の一般の採用試験と「管理栄養士採用試験」は違うの?
よく質問されるのですが、公務員の一般的な採用試験と、管理栄養士の採用試験は違うのかということ。
答えは、一部一緒で、一部違います。
募集時期について
公務員試験は、夏と秋の2種類があります。
それぞれ、
- 夏試験→5月ごろ募集
- 秋試験→夏頃募集
と大体時期は決まっています。
この2種類のどちらか片方で、管理栄養士の公務員採用試験が行われます。
試験内容について
管理栄養士の公務員採用試験の試験内容は、おおくが、
- 1次試験:一般教養試験と専門試験
- 2次試:面接
の2部門に分かれています。
1次試験の一般教養試験の問題については、「主事」と言われる事務屋の人や、他の専門職の人と、試験内容は全く同じです。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 1次試験の一部は、どの職種もみんな同じ共通の試験を受けます。[/chat]
公務員試験の登竜門となります。
共通試験を受けた後で、引き続き職種ごとに、専門的な試験を受けることになります。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] ただし、2次試験以降の試験内容や、面接の有無などは市町によって変わってきます。 [/chat]
グループワーキングや、模擬プレゼンがある市町もあるらしい。
僕が受験したとき(10年以上前)は、倍率は40倍だった
僕が公務員試験を受けた時のことを書いてみます。
もう10年以上前のことですから、随分と古い話ですのでご了承ください。
◆僕の市町の情報
- 管理栄養士の所属は約50人
- 山も海もある、地方の中でも都会の街
- 人口規模は30万人以上70万人未満
僕が採用試験を受け、今も所属している市町は、当時、募集要項に管理栄養士の募集人数として「若干名」と記載していました。
試験に行ってみると、1次試験である筆記試験では、80人ほどの受験者がいた記憶があります。
また2次試験の面接では10人に絞られていて、結果、合格者は僕ともう1人、の計2人。
40倍という倍率でした。
数年前に受験した後輩の話
そして次に、数年前に受験して採用された後輩に、話を聞いてみました。
僕の市町は、「誰か管理栄養士が辞める年」に採用試験を行っているので、最近入社した子でも数年前の採用になるんです。
その子の話では、1次試験は220人。
2次試験では、時間指定をされて直接面接室に行ったことから、2次試験の受験数はわからなかったそうです。
そして採用は1人だったので、1次試験だけの倍率を見てみると、200倍以上の倍率ということになります。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 200倍ってものすごい [/chat]
時代とともに管理栄養士の人数が増えてきた結果、公務員の採用試験を受験する人も増えてきているようです。
倍率を下げて合格率を上げる方法
[chat face=”kowaiusagi.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none”] こんな大勢が受験するなんて、自分なんか受かるわけがない、、、 [/chat]
そう思う必要はありませんよ。
何人試験を受けようが、きちんと勉強や対策をしている人は2割程度です。
なので、本当に合格したいのであれば、この2割に入ることができれば、確実に倍率を下げることができます。
方法としては、以下です。
- 方法1:市の傾向を確認する
- 方法2:志望動機を適切に書く
- 方法3:勉強する
方法1:市の傾向を確認する
この記事にも書いていますが、注意したいのが、
- A市:経験者
- B市:新卒多め
と市によって採用する人の傾向が違います。
自分が受験しようとする市がどちらなのか知る方法は、至って簡単。
- 経験者→採用者少ないor栄養士自体少ない
- 新卒多め→採用者多いor栄養士自体多い
即戦力を求めているか、一から育てたいと考えているかの違いですね。
方法2:志望動機を適切に書く
憧れを語るよりも、自分が何ができるのかをきちんと書く必要があります。
方法3:勉強する
あと欠かせないのは、公務員試験の勉強です。
[chat face=”kowaiusagi.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none”] あまり勉強しなくても合格したよ [/chat]
という先輩がいるかもしれませんが、それは嘘です。
公務員試験は特殊な問題が多いので、勉強して雰囲気を知っておかなければ、解くことはできません。
オススメの勉強方法を下記の記事にまとめているので、良かったらどうぞ。
まとめ
管理栄養士の公務員採用試験での倍率をまとめてみました。
管理栄養士の国家試験自体の合格率は、60%以上ととても高いです。
しかし、管理栄養士の資格を持つ人が増えているために、公務員の採用試験を受験する人はとても増えています。
結果、公務員の採用試験の倍率は想像が付きませんね。
夏に入ると、採用試験が本格的に動き始めます。
とにかく倍率は高い、そう思っておいて間違いないと思います。