年2回は余裕、公務員は海外旅行に行きやすい!旅行届が必要な場合と期間とは?

現役公務員のmafiです。
今回は僕の勤める市町、市役所職員である地方公務員の海外旅行事情についてご紹介します。

先輩たちの話を聞いていると、いかにも仕事熱心で保守的で、

  • 公務員は、自由に海外旅行に行くことができないのか?

そう不安に思うことありますよね。
また、これから市町村職員志望の方でも、市役所に入ってから自由に海外旅行に行けなくなるなんて、本当なら最悪なことです。

  • 公務員(市役所職員)だけど、これから海外旅行に行こうと思っている
  • 海外旅行好きだけど、市役所職員になりたい

このような方々の参考になればと思います。

目次

公務員は海外旅行に『旅行届』の提出が必要なの?

市役所の職員の場合、自分のプライベート旅行の届け出については、基本的には必要ありません。
ただし、『職員服務規則』旅行や長期で家を離れる場合の対応について書かれていて、報告等が必要な場合があるので、注意してくださいね。

公務員の『職員服務規則』に旅行についての記載がある

『職員服務規則』とは、各市町が職員の仕事のあり方についてまとめた決まりごとのことです。

Googleなどの検索サイトで、「○○市」「職員」「規則」などのキーワードを入れて検索をしてみましょう。
すると、大概の市町の服務規則は表示されるはずです。

市町1:(私事旅行等の届出)
第○条 職員は、私事旅行等により、その住所を離れるときは、その間の連絡先等をあらかじめ上司に届け出なければならない。

市町2:(私事旅行等)
第○条 職員が私事旅行又は転地療養等のため、5日以上住所を離れようとするときは、あらかじめ所属長に届け出なければならない。

市町3:(長期不在時の届出)
第○条 職員は、私事旅行等により長期間住居を離れる場合は、その間勤務先からの連絡に対応できるよう努めなければならない。

このように、

  • 住所地を離れるだけで上司に届け出る必要がある
  • 5日以上の旅行なら報告
  • 連絡体制だけきちんとしておけば、届はいらないよ

と、対応については、かなり幅があります。

ちなみに、僕の勤める市役所では、実は公務員の職員が海外旅行に行く場合、海外へ渡航するための申請は、特に必要ありません。
僕自身は年に2~3回、5日間以上の海外旅行に出かけていますが、職員の服務規則にも、連絡体制の確保が書かれている程度です。
そして今まで1度も、上司に関係書類の提出を求められたことはありません。

しかし、ネットでは「公務員は一概にして旅行届が必要だ!」と「海外渡航届」「誓約書」の提出が必要だとの情報もあります。

僕もこの情報を見て少し不安になり、実際に、人事課にも聞いてみました。
[chat face=”man2.jpg” name=”人事” align=”left” border=”blue” bg=”none”] 服務規則に規定していない限り、そのような様式はありません。 [/chat]
ということで、僕の勤める職場には、海外旅行に行くために特別な届の提出は、必要無いようです。

公務員は、海外旅行にとても行きやすいです。

特に公務員で海外旅行時「渡航届」や「誓約書」が必要な職種とは?

ただし、海外へ渡航するために申請が必要な職種もあります。それは、

  • 国家公務員
  • 警察官
  • 自衛隊

です。
特に警察官は、住んでいる市町、県外から出る際も届け出が必要です。
これは24時間365日、どこにいても警察官としての仕事ができるように、常に居場所を本部に知らせておく意味があります。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 僕の父親は上記の職種でしたので、休みの日に出かける際には、常に本部に電話連絡を入れていました。
[/chat]

海外旅行へ行きやすい環境を自分で作ろう

ということで、地方公務員、特に僕が務める市役所では、海外旅行に行くために特別な手続きは必要ありませんでした。
でも、社会人の一人として、最低限のモラルは守って長期の休みを取りたいものです。
そこで、僕が旅行前に気を付けていることをまとめてみるので、良かったら参考にしてください。

1.課長、次長などの所属長に報告

所属長に海外旅行の話をすると、「話が広まってしまう」「みんなに羨ましがられるのがイヤ」など、話をしたくない人もいると思います。

しかし、自分が海外の旅行先で、トラブルに巻き込まれた場合を考えてみてください。
もし日本で実名を出されて大きく報道されてしまうと、職場や家族は、対応に追われることが考えられます。
その後、無事に帰国したとしても、事前に職場に知らせることなく、海外旅行へ出かけていた本人の信用はガタ落ちです。

そんなトラブルを防ぐためにも、出発の前日でもいいので、上司には必ず言っておきましょう。

上司に伝えておきたい内容

上司に言うとしても、一体どこまで言えばいいのか、考えますよね。

反対に上司からしても、「どこに行くのか」は聞けても、「誰と行くのか」は聞いて良いのか、きっと悩むと思います。
[chat face=”man1.jpg” name=”上司” align=”left” border=”red” bg=”none”] だってプライベートな話ですから。 [/chat]
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 「パワハラ」「セクハラ」とも言われかねない時代ですものね
[/chat]

とりあえず、伝える内容としては、

  • 行く国名
  • 一人ではないこと(もしくは、一人で行く)

を伝えておけば大丈夫です。
「宿泊先のホテル」や「旅行の行程」の情報は、必要ありません。

2.休暇中の自分の仕事を片付けておくこと

連休など、カレンダー的に決まった休みを利用する場合であれば、仕事の内容を気にしなくていいのですが、仕事を休んで長期休暇を取るのであれば、仕事内容に要注意です。
休暇をとる期間、日数が決まっているのであれば、その期間中の仕事は、滞りなくスムーズに進行するように、

  • 職場の同僚に変わりを頼む
  • 期日を早める、遅める
  • いない期間を連絡しておく

などの方法で、事前に対応しておくことをオススメします。
自分の代わりを誰にも頼まず、勝手に仕事を放って旅行に行ってしまうと、残された職場の人達は、アナタの代わりに仕事をした時、「仕事を押し付けられた!」と怒りの感情が生まれてしまいます。
もちろん、職場の人達はそのような腹が立っている状態でも、仕事をしてくれることでしょう。
でも旅行から帰ってきた後、職場での人間関係が崩れてしまうのは、少しイヤですよね。

3.自分の連絡手段を確保しておく

そして旅行先で、事前に決まっていた旅行の予定を変更する必要が生じたときのために、職場に直接連絡ができるよう、自分の連絡手段を確保しておくことをオススメします。

連絡手段とは、「Wi-Fi」「SIMカード」のことです。
台風や災害など、飛行機が急に欠航になることだってあるはずです。
その際に、

  • 国際料金になってはいけないと思い、普段使っているスマホを日本の自宅に置いてきた
  • 職場、また同僚の連絡先がわからない
  • 空港やホテルのフリーWi-Fiは、利用者が多くて繋がらない

なんてことにならないように、連絡手段は無料のモノに頼るのではなく、自己責任で準備をしておくことをオススメします。

▼アメリカ(ワシントン、ニューヨークなど本土)、ハワイ旅行にオススメのSIMカード「MOST SIM」

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海外旅行の届け出を出さなかった場合、職場にバレるのか?

海外旅行の届け出の提出が必要な場合、もし、届け出を出さなかった場合でも、職場に海外旅行に行っていたことがバレることはありません。

  • 公務員が国際線に乗ったら通報がいく
  • 人事が、空港に職員の搭乗情報の照会をかける

個人情報の取扱いにうるさいこの時代に、いくら職場からの依頼であっても勝手に情報が提供されていくわけはありませんよね。
もしバレるとすれば、

  • 休み中に電話を掛けたところ、国際電話につながった
  • 職場の同僚にお土産を渡したら、上司にバレた

ということが考えられます。

噂話は全て人の口伝いに広まっていくので、人に話をするときには「バレること覚悟」で話しましょうね。

まとめ

僕の市町では、海外旅行に行くにあたって、特別な申請は必要ありませんでした。
でも皆さんの市町では、取り扱いが違うかもしてません。

まずは「職員の服務規則」を確認し、また人事課へ確認してみることをオススメします。
また提出が必要な様式があるならば、職員のみが共有で閲覧できるファイルサーバーなどに、様式がアップされているはずです。
確認してみてください。

公務員が海外旅行へ行くためのハードルは、それほど高くはありません!
是非、仕事に都合をつけて、海外旅行を楽しんでください。

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