【管理栄養士】公務員向けの基礎勉強方法とオススメの参考書5選

管理栄養士のmafiです。

管理栄養士の勉強をしている人の中には、将来、公務員として働きたいと考えている人もいるはずです。

でも大学の就活支援は、企業や病院の管理栄養士向けの内容ばかりで、公務員試験対策はあまり行わないもの。

[chat face=”kowaiusagi.png” name=”” align=”left” border=”gray” bg=”none”]

  • 公務員試験対策ってどんなことをしたらいいのだろう?
  • 管理栄養士の公務員試験の勉強方法を知りたい
  • 管理栄養士用の公務員向けの基礎勉強オススメ参考書を知りたい

[/chat]

そのような疑問を解決できる記事を用意しました。
良かったら参考にしてください。

目次

公務員の管理栄養士には応募条件がある

まず公務員の管理栄養士になるためには条件があり、それは以下です。

  • 管理栄養士の国家資格を取得していること
  • 管理栄養士の国家資格を、採用の4月1日までに取得見込みであること
  • 公務員試験の募集があること

です。

「管理栄養士」は最低条件

公務員の管理栄養士を目指すのであれば、『管理栄養士』の資格を持っていることは最重要条件。

公務員試験を合格しても、管理栄養士の国家資格に不合格であれば、公務員としては採用はされませんので注意してくださいね。

ちなみに「栄養士」でもokな市町も

もちろん「栄養士」資格でも受験okな市町もあるので、公募条件をしっかり見てくださいね。

▽公務員の管理栄養士の採用試験の概要については、コチラにも詳しく書いています。

『管理栄養士』職種の募集は稀にしかない

公務員の『管理栄養士』という職種の募集は、実は、公募を見つけることができたら、結構ラッキーです。

管理栄養士の場合、事務屋の試験のように、毎年定期的に募集があるとは限りません。

なぜなら、先にいる人が辞めないと募集は無いんですよね。

管理栄養士の定員は決まっている

例えば、5人の管理栄養士がいるとすると、定員は5人です。

そのうち1人が辞めることになると、1人分の募集が出る、という感じ。

他に、新しい部署を作ったり、業務が増えている場合は、定員を増やして募集したりもします。

公務員の職種変更はほぼ無理

なので、公務員試験を受けようとしている人の中には、
[chat face=”man1.jpg” name=”” align=”left” border=”red” bg=”none”] 主事(事務職)で受ければ、採用時に管理栄養士枠になるのかな? [/chat]
と勘違いをしている人もいるので、気をつけてください。

『管理栄養士の公務員』になりたいのであれば、「管理栄養士」という職種の、専用の試験を受けることになります。

一度『管理栄養士』として採用された後は、事務職や調理師など、他の職名に変更するのは簡単ではないので注意してくださいね。

公務員になるために欠かせない“一般教養試験”

管理栄養士として公務員試験を受験するのであれば、『一般教養試験の勉強』が欠かせません。
公務員試験の勉強と聞くと、
[chat face=”man1.jpg” name=”??” align=”left” border=”red” bg=”none”] 採用試験に向けての勉強が大変そうだー [/chat]
との印象があるかもしれませんが、
そう、大変です。

なぜなら、管理栄養士の国家資格の勉強もしつつ、公務員試験の勉強もしなければならないからです。

でも、不可能ではありません。

今まで多くの公務員の管理栄養士も実践してきたことですので、ポイントさえ押さえて勉強することができれば、アナタも必ず公務員試験に合格することができます。

一般教養試験の内容とは

  • 公務員の試験を受験する全ての人が受験する
  • 5択式の選択、統一問題

ただ統一といっても、センター試験のように全国的な統一問題ではなく、その受験する組織内の統一問題になります。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 管理栄養士も事務屋も技師も、獣医、保健師、全ての職種が、まずは統一された一般教養試験を受験することになります。 [/chat]

この『一般教養試験』に合格することが最も難しく、公務員試験の登竜門となっています。

公務員採用試験の対策

公務員の試験を受けるにあたって、注意しておきたいのが『試験パターン』です。
実は、公務員試験の組み合わせパターンは、各市町や組織によって様々。
例えば、

  • 一般教養試験+専門試験+作文+面接(最もポピュラー)
  • 一般教養試験+専門試験(作文)+面接
  • 一般教養試験+面接
  • 一般教養試験+専門試験+グループ面接+個人面接
  • 一般教養試験+専門試験+論文+面接

などのパターンがあります。
一般教養試験は外せませんが、他の試験内容と組み合わせは、受験する自治体によって変わってきます。

受験する「市」の『試験パターン』をリサーチしよう

試験勉強するには、この試験パターンを知って勉強するほうが、かなり効率が良いです。
『試験パターン』を知る方法としては、

  1. 前年度の公募データをネットで探す
  2. 前年度の採用試験状況を、人事課に電話で確認する
  3. 先にまんべんなく勉強しておき、公募が公にされてから確認し、調整する

特に管理栄養士の場合、専門試験があるか、ないかは、勉強するうえでも影響が大きいと思います。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] “専門試験”についても、5択の選択問題の場合もあれば、筆記問題の場合もあります。 [/chat]

募集が始まる前から勉強を開始しよう

募集の募集要項がネットや広報などに掲示されて公になる時期は、実は公務員試験日の約2カ月前
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] それからの試験準備をするのは、正直けっこうキツイです。 [/chat]
人事に電話などで確認するのが一番なのですが、

[chat face=”man2.jpg” name=”” align=”left” border=”blue” bg=”none”]

  • 昨年は試験が実施されましたか?
  • 募集の内容が知りたいのですが?

[/chat]

勇気が無くて電話することができない場合もあると思うので、その時は、一般教養試験でできる限り点数を高く取ることを目標にすればOKです。

あなたが知らないのであれば、他の人も知りえない情報です。

その中でも1歩リードするために、下記に書く、参考書を勉強すればOKなので参考に。

公務員試験の勉強で押さえておきたいポイント

まず公務員試験の勉強で欠かせないことが、『公務員試験の独特の変わりポイントを押さえること』です。

  1. ポイント1:『偏差値』ではなく、『地頭力』が試される
  2. ポイント2:『一般的な概念』を問われる

公務員の採用試験は、一般の会社の採用試験と違い、問題文がかなり独特です。

そこで、この公務員の採用試験独特の変わりポイントを押さえることができるか、できないかが公務員試験の合格を大きく分けることになります。

ポイント1:『偏差値』ではなく、『地頭力』が試される

公務員試験の場合、回答に当たって大学の偏差値はあまり関係ないです。
いくら偏差値の高い大学の出身でも、不得意な分野があれば、落ちる人は落ちます。

なぜなら、公務員試験に出される問題は、センター試験のような学習要領によって整えられた問題が少ないためです。
むしろ「IQ」的な閃きが求められる問題が多く、地頭力が試されます。

  • 自分は偏差値の低い大学を出ているから、合格できるか不安
  • 法学部や教育学部を出ていなくても公務員試験に合格できるのだろうか

だからこのような不安は、持たなくて大丈夫です。

公務員採用試験は、どんな大学を出ていても、偏差値が高い人でも低い人でも、地頭力を上手く活用することができれば誰でも合格することができる試験です。

ポイント2:『一般的な概念』を問われる

公務員試験は『常識』という『一般的な概念』を試される試験でもあります。
なぜなら、この常識からズレた人が入社してしまうと、仕事をしていくうえで職員同士の間に対立やゆがみが生じて、同じ方向を向くことができなくなるからです。

そのようになってしまうと、仕事が前に進みませんよ。
そこで公務員採用試験では、試験を受ける人の常識が試されています。

例えば、次のような問いと選択肢があった場合、どちらを選択しますか?

【問】市民から望まれる仕事に対する姿勢とは?
A 言われてから、行動する
B 言われる前に予測して、準備しておく

当然Bですよね。

現場でAのように“言われてから行動する“態度を取っていると、「遅いんだよ!」「気が利かないな!」と市民から苦情を言われてしまいます。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 公務員は苦情を特に嫌います [/chat]

上記のように直接的な問いはほとんどないですが、公務員採用試験の問題には、あちらこちらに『一般的な概念』を試す選択肢が散りばめられています。

なので、心の中に『常識』や『一般的な概念』に関しての正義感が強い人ほど、回答しやすいと思います。

管理栄養士が公務員試験に合格するための勉強方法

ということで、公務員の採用試験は『公務員試験の独特の変わりポイントを押さえること』ができれば合格することができます。

そこで、このポイントをクリアするための戦略を2つほど書いておくので参考にしてください。

戦略1:得意分野を伸ばす

公務員試験には7つの教養科目があります。

【例:合計45問中】

  • 数的処理【判断推理・数的推理・資料解釈】(15問)
  • 文章理解(5問)
  • 自然科学(5問)
  • 人文学科(5問)
  • 自然科学(5問)
  • 社会科学(5問)
  • 時事問題(5問)

実際、管理栄養士の国家試験の勉強をしながら、合わせて、公務員試験用に全7教科分野の勉強を行うのは無理な話です。
なので7つの教科科目の中から、自分が得意だと思う分野を2、3つ選び、その分野を集中的に勉強することをオススメします。

特にオススメするのは、『数的処理』という分野。
問題数が45問程度の市町を参考にすると、約3割が『数的処理』の問題になります。

≫【永久保存版】公務員試験の判断推理で「9割取る」ための勉強法を徹底解説

数的処理については、このような勉強方法がでているくらい、試験勉強の中で重要な分野です。
避けては通れない反面、問題を解くことができれば、合格に大きく近づくことができる分野なのですよ。

戦略2:『一般的な概念』を押さえる

Twitterを見ている時に、ニュースのコメンテーターや政治家のコメントが炎上している場面を見たことがありませんか。

コメンテーターや政治家にとっては普通だと思って言った発言が、一般の市民の感覚では普通ではなかった、という状態です。
公務員に必要な『一般的な概念』は、まさにこの中間に位置します。

コメンテーターや政治家の感覚はこう、一般の市民の感覚はこう、と2つの感覚を中間的立ち位置で理解し、仕事を行うのが公務員の感覚です。

戦略3:大学の公務員講座を受講しておく

大学で公務員講座が実施されている場合、受けておくことをオススメします。
予備校で行われる公務員講座の、ちょっと勢いが緩い教室といったところでしょうか。

予備校でバリバリ使われている本気の問題を、時間をかけてゆっくり解いて、講師に気になることを質問しながら、わりと少人数で勉強をすることができる環境です。
しかも利用は格安!

[chat face=”man1.jpg” name=”??” align=”left” border=”red” bg=”none”] 予備校に直接通うのはかなり高額なので・・・ [/chat]

特に自分が大学近辺の自治体の採用試験を受験しようと考えているのであれば、なおさらオススメです。
なぜなら、地元の予備校であれば、各自治体の問題の情報は必ずそろえています。

きっと自分が志望している自治体のレベルにあった勉強ができますよ。

管理栄養士の公務員向け基礎勉強オススメ参考書5選

そこで管理栄養士の勉強をしつつ公務員試験の勉強もする、そんな人に向けて、基礎勉強に使うことができる参考書をまとめてみます。

実際に僕も使ってきた本なので、参考書選びに悩んでいたら参考にしてください。

公務員試験 速攻の時事

誰にオススメか

  • 公務員試験の勉強をしたことが無い人
  • 試験目前で、とりあえず勉強しておきたい人

知る人ぞ知る、有名書籍なので読んでいて損はないはずです。

畑中敦子の数的推理ザ・ベストプラス【第2版】

先ほど、重要だと書いた【数的判断】を勉強できる本。

数的判断は、パターンがあるのですが、この本は最新の試験パターンを多く網羅しています。

大学の公務員講座などを受けるつもりが無いのであれば、必ず押さえておきたい本ですよね。

公務員試験マル秘裏ワザ大全

誰にオススメか

  • 身近に公務員の親族がいない人
  • 公務員的な概念を知らない人

公務員の概念を学ぶのであれば、この本は欠かせません。僕はこの本を読んでいたおかげで、試験勉強をしていない科目も『概念』としての解き方で解くことができたと思っています。
この本を隅々まで読んだ後には、

・韓国
・中国
・アメリカ
・イスラエル

例え問題文がなくても、この選択肢の中から公務員の採用試験に一番最適な選択肢を選ぶことができるようになりますよ。
読んでいる人と読んでいない人では、かなり差が出ます。

公務員試験 受験ジャーナル

誰にオススメか

  • 市役所を受験したい人
  • 最新の試験問題が知りたい人

意外に知られていないのが、管理栄養士の試験は【中~上級レベル】だということ。

[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 「栄養士」は下~中級レベルです [/chat]

試験レベルは高いですが、この本さえ押さえておけばOKです。

作文や論文が試験内容に含まれている場合に活用できる参考書

専門職の人の場合、すでに試験内容に「作文」や「論文」が含まれている場合もあります。
そんな時にオススメしたいのが、この本です。

寺本康之の小論文バイブル

誰にオススメか

  • これから小論文の準備をしたい人
  • 小論文の勉強をしたことが無い人

作文のや論文の書き方の本は種類多くありますが、正しい日本語の書き方が書かれている本はとても少ないです。
この本を読んでまず勉強しておくと、自分の意見をまとめやすくなります。

全試験対応 直前でも一発合格 落とされない小論文

誰にオススメか

  • 過去に小論文で不合格になった経験がある人
  • すでに小論文に苦手意識がある人

「小論文が苦手だ」と感じている人は、何が躓く原因になっているのかが、この本を読めばわかるはずです。

試験勉強に予備校は必要?

僕は地方公務員の試験しか経験がありませんが、予備校は不要だと思います。

実際、僕は利用していませんし、予備校に通って勉強をするよりも管理栄養士の国家試験勉強の方が必死だったからです。
ただ、思うことあって、

  • 主事(事務職)合格者の9割は予備校出身者
  • 僕は学生時代、大学主催の公務員講座を受けていたが、予備校講師が直接来ていた

予備校に通うことで、必ず得る物はあると思います。
なので、自分が独学で勉強できないタイプと感じるのであれば、通うのも手かもしれませんね。

まとめ

管理栄養士の国家試験勉強と並行して、公務員試験の勉強をするのは、とても大変です。
でも合格した後には、やりがいのある仕事内容が待っています!

今しかできない勉強だと思って、楽しんでくださいね。

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