管理栄養士/公務員の志望動機【憧れより不満の方が力がある】例文あり

現役公務員のmafiです。
市役所の管理栄養士になりたい人の1番の悩み、それは『志望動機』ではないでしょうか?

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  • 市役所に受け入れられやすい志望動機ってあるの?
  • 必ず合格したいので、ミスしたくない
  • とにかく公務員になりたいので、「志望動機」がわからない

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そんな悩みを改善できる記事を用意してみました。
良かったら参考にしてくださいね。

目次

公務員の管理栄養士とは?

病院や施設など、管理栄養士にはさまざまな仕事場がありますが、中でも人気なのが、

  • 県の保健所の職員
  • 県庁の職員
  • 県の学校給食
  • 市役所の職員

など、『公務員』と言われる仕事をしている管理栄養士。

人気の理由は安定

公務員を望むのは、下記の理由があります。

  • 給料が安定している
  • 結婚、妊娠しても続けやすい
  • 指導される側ではなく、指導する側の栄養士になることができる

病院や福祉施設などの小さな職場では、基本的に管理栄養士は1人。
となると、結婚や妊娠で仕事を休みづらくなる場合があります。

その点公務員の職場は、休んでいる間は「同じ職種の臨時職員」を当てはめてくれるので、職場も困ることが少なく、気兼ねなく休むことができますね。

公務員の職場(市役所)に受け入れられやすい【志望動機】はあります

僕は市役所の採用試験経験者なので、この記事は『市役所』に絞ってご紹介します。
結論、市役所の進む方向性や、自分が進む方向が見えている志望動機は、面接官にウケます。

志望動機で伝えること

伝えるべきは、以下の3つです。

  • 自分+管理栄養士の魅力
  • 経験談
  • 不満+改善策

市役所に勤める管理栄養士には、高度な調理技術や、高い専門的な知識は、あまり必要ないです。

市役所に入ると、管理栄養士でも異動がありますので、小児栄養が得意であっても、介護保険課で、高齢者宅に赴き、サービス担当者会議で介護の話をすることにだってありますし、
公衆栄養が専門でも、市民病院で糖尿病の治療食指導を行うことだってあります。

これが市役所の管理栄養士です。

自分+管理栄養士の魅力

まずは、自分という管理栄養士しかできないことを見つけると、とても強みになります。

僕の場合、

  • タグの知識がある→課のHPのレイアウトが自在
  • PCシステム用語がわかる→システム業者との会話が簡単
  • 英語が話せる→ポルトガル、ベトナムに対して、栄養指導ができる

「管理栄養士の知識を持っている=当たり前」なので、面接までに、アナタができる、自分の強みを見つけてくださいね。

コーディネート力が管理栄養士の魅力

また、市役所の管理栄養士は、顔が広ければ広いほど、仕事がとてもしやすいです。

  • 自分の力
  • 他者・他の専門職の力
  • 業者の力

様々な人の「力」をコーディネートして、課題に対して、相手が望む解決策を提示することが、市役所の管理栄養士の仕事なので、毎日ひたすらおしゃべりをしていますね。

僕も初めはまったく知り合いがいなかったのですが、10年も経つと、結構広い人脈を作ることができましたよ。

目の前の人は、何することができるか

常にこの視点で、相手を見ています。

経験談は必須

志望動機として、1番説得力がある内容は、【自分の経験】が含まれていることです。

  • ちびっこ料理教室に参加して、料理が好きになった経験がある
  • 市が主催している講演会で、〇〇について学び、△に活かしている
  • 大学で、市の〇〇事業について研究して、こんな課題に気づいた

経験の話は、その人の「人柄」が出るので、とても面白いですし、何より質問を返されたときに、返答しやすいのでオススメですね。

「憧れ」からは「能力」はわからない

発言の中で、注意したいこともあります。
1番簡単で、多くの人が志望動機として挙げるのが、「憧れ」です。

  • 公務員に憧れています
  • 市民のために働くことに憧れています
  • 尊敬する先輩がいて・・・

夢を持っていることは素敵なことなのですが、単純に憧れを持っている人が、市役所の仕事ができるどうかはわからないのです。

先にも書きましたが、市役所が欲しい情報は、「あなたが、何ができるか」という、自分にしかできない【能力】です。

批判はNGです

「自分ならば、これくらい上手くできます」アピールに力が入ると、ついつい、行政のやっていることを批判していしまうことがあります。

実は、これはNGで、面接官もいい気がしませんし、何より次の質問がしづらいです。

「反抗する方が、面白いヤツと思われるのでは」との目論見があるかもしれませんが、批判の中に、改善策があれば、確かに面白いです。

しかし改善策は無く、「市役所のこんな部分がダメだ」との批判一方の意見では、せっかくの面接の機会が、苦情を言う場に変わってしまうので、注意してくださいね。

ただ「不満」は強味

「こういう風に変えたら、上手くいくのに」と思う時は、もともと「不満」がある時です。

不満があれば、改善して、快適な環境を作れますよね。
ただ不満が無ければ、改善もなく、現状維持。

志望動機には、この「不満」と「改善策」が欠かせないです。

改善策が、ハードル高くかんじるのであれば、「理想」でもいいです。

現実的な理想で

「みんなが幸せになればいい」これは非現実的です。

あまりにも規模が大きすぎるので、管理栄養士の助言を必要としている、

  • 母子保健
  • 成人保健
  • 高齢者福祉

規模を小さく分けて、現実レベルで考えると、説得力が増すと思います。

志望動機の答え方

志望動機は、形から入るのがオススメです。

「~ば、~なるのではないだろうか」
「~なので、~です」

このような形にまとめると、書きやすく、また話しやすくなるかもしれないですね。

具体例
  • お母さんが、アレルギーのメカニズムを理解すれば、子どもの食事を作りやすくなるのではないだろうか
  • 「フレイル」という言葉の周知が高まれば、自分で自分をケアできる、元気な高齢者が増えるのではないだろうか

『このような思い=動機があるので、自分の能力の、この部分が活かせます』

という形で、まとめればOKです。

  • 病院の管理栄養士を経験しているので、相談者のかかりつけの病院の管理栄養士と連携をとりながら、アレルギー指導することができます
  • 私は手書きのイラストも描けますし、パワーポイントを使い資料をまとめることが得意なので、説明に必要な資料を作る際には、即戦力になることができます

この考え方って、結局、企業の採用ポイントと同じですよね。

市には、すでに目指している方向がある

中には、「まとめ方自体がわからない」そんな人もいると思うので、一応、今話題のキーワードをまとめてみます。

母子:切れ目のない支援
学校:食育、子ども食堂、貧困
高齢者:多職種連携、フレイル
保健:健康食品

この辺りの話だと、即戦力のイメージが強くなると思います。

キーワードは市によって変える必要がある

市の作る【計画】を調査することをオススメします。

どんな市役所でも、『〇〇計画』という、行政の仕事を行う上での計画を作成しています。

  • 保健福祉計画
  • 食育計画
  • 栄養教育計画

実際に管理栄養士が所属している部署に行って、これらの計画をゲットしましょう。
そこに事業の目的と、内容が書かれているので、自分ができることと組み合わせて、志望動機を考えればOKです。

例えば、

【保健福祉計画】
福祉大会:年に1回、福祉の祭典で、試食を提供している

上記のような事業があれば、

【自分の経験】
大学時代に〇市とコラボしてフェスに参加

自分の経験をプラスして、

=大きなイベントは、様々な年齢層の人が参加することが想定されるので、地元企業とコラボしたメニューを考案したい

こんな感じです。

まとめ

いくつか具体例を出してみましたが、一番重要なのは、あなた自身の経験から言える内容であること。

  • 自分が好きな授業
  • 自分が経験した活動
  • 考えると、ワクワクする体験

これらを、志望先の取り組みと照らし合わせればOKです。

カッコイイ言葉はいらないです。

率直な言葉でいいので、

「~ば、~なるのではないだろうか」
「~なので、~です」

「不満」を「改善」して、「理想」を実現するために、自分が公務員として何ができるかを、ぜひ伝えてくださいね。

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