管理栄養士のmafiです。
寒い冬も、暑い夏でも、一年中楽しめる、みんなが大好きなパフェ。
美味しいですよね。
1つの容器に、たくさんの美味しさの要素が入っていて、僕も大好きです。
そこで今回は、パフェの開業に必要な営業許可についてまとめてみます。
- パフェのお店をしたい
- カフェと一緒に併設したい
そんな方々の参考になればと思います。
パフェのお店で何を出す?
パフェのお店、と一言で言ってしまっても、実はお店それぞれで提供するものが違います。
例えば、
- パフェだけを提供する
- パフェと飲み物を提供する
- パフェと食事を提供する
この3つに分けて考えてみます。
1.パフェだけを提供する
まずはパフェだけを提供する場合です。
パフェは、食事(飲食店営業許可)や飲み物(喫茶店営業許可)ではなく、お菓子に入りますよね。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 僕も、おやつ的に食べます [/chat]
お菓子やパンは、飲食店営業許可や喫茶店営業許可とは違い【菓子製造業】の許可が必要になります。
[box04 title=”菓子製造業許可とは”]菓子類(餅菓子・饅頭等の和菓子、ケーキ等の洋菓子、チューインガム等)やパンを製造する行為[/box04]
しかし、一概に【菓子製造業許可】が必要と言いきれない場合があります。
それはパフェが構成される食材の種類によって、許可が変わってくるからです。
あんこがたくさんの和パフェは?
京都や和のイメージが強い地域で多いのが、あんこをたくさん使ったパフェ。
あんこの材料は小豆ですが、
- あんこの割合がとても高い
- 手作りあんこが売り
の場合、【あん類製造業許可】が必要になることがあります。
アイスクリームメインのパフェは?
乳製品を作るのが盛んな地域では、現地の特産乳製品を使って、新鮮で美味しいアイスクリーム入りのパフェを考えることもありますよね。
- アイスクリームの割合がとても高い
- 手作りアイスクリームが売り
の場合、【アイスクリーム類製造業許可】が必要になることがあります。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 他にもヨーグルト、味噌、しょうゆなど使う食材によって、許可の種類が変わることがあります。 [/chat]
このあたりの判断は、保健所によって幅があるので、担当の保健所に聞いてみることをオススメします。
2.パフェと飲み物を提供する
次は、パフェと飲み物を提供する場合です。
この場合は、菓子と飲み物になるので【喫茶店営業許可】に該当します。
しかし、喫茶店営業許可については、飲み物がメインで菓子は付属的な捉え方をする保健所もあり、この場合は、【飲食店営業許可】にされることもあります。
▼飲食店営業許可と喫茶店営業許可についてはコチラ
3.パフェと食事を提供する
最後にパフェと食事を提供する場合です。
「パフェをしたい」と思っている人には、あまり想定がないパターンかもしれません。
この場合は、提供したいものの中に食事が入っているので【飲食店営業許可】になります。
許可の申請方法は違うの?
「パフェをしたい」と言っても、食材の内容や、保健所の捉え方で許可の種類は変わってきます。
しかし許可の種類が変わっても、申請方法や、許可の申請に必要な書類、許可が下りるまでの期間などには変わりません。
ただ変わるのは、申請時に支払う申請手数料の額。
▼飲食店営業許可と喫茶店営業許可の手数料についてはコチラ
各保健所によって金額は変わりますが、金額が低い順に、
喫茶店営業許可<
菓子製造業許可=あん類製造業許可=アイスクリーム類製造業許可<
飲食店営業許可
となります。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 飲食店営業許可が、一番金額が高いですね。 [/chat]
まとめ
パフェのお店をしたい時に必要な営業許可をまとめてみました。
パフェの構想が高まったら、まずは保健所に営業許可の相談をしてみることをオススメします。