自己啓発

管理栄養士相手に仕事をする、管理栄養士のあなたへ。

先日、僕が参加した研修会で、偉い大学の先生がフレイルとメタボの関係を話していました。

フレイルの予防には、除脂肪量をいかに減らさないかが重要

 
そうなんですよ。

現場にいると、それはとても思います。
でも・・・

僕の心は、この話にしっくりきませんでした。
先日の保健衛生ニュースで、

 

  • メタボからフレイルへ
  • フレイル予防は、除脂肪量に注意

みたいなことを、栄養士会のもっと、も~っと偉い人が語っていたことを知っていたからです。

 

偉い人が語ったことと同じことが言えたらいいと思ってるの?

僕は最近、先生になりたい栄養士がすごく増えているなと思う。

自分が聞いた偉い人の話を、いかにも自分が知っていたかのように話をする栄養士が増えている。

 

でも、自分たちの立場の違いと役割をよく考えて欲しい。

伝言ゲームじゃないんだから、違う立場の人に、同じ話を同じ内容で繰り返したって意味がないことをね。

 

手法の選択肢を広げる話を聞きたかったよ

「重要なんだよ」っていうだけならば、栄養士なんて言う現場で動く専門職なんて必要ないと思うんだ。

啓発を促す、チラシや広告があれば十分でしょ。

別の専門職に言ってもらうのだって手だよね。

だけど管理栄養士・栄養士という資格が今もまだ専門職としてあるのは、やっぱり現場で専門性を生かすべきだと世の中が認めてくれているからだ。

だからこそ僕は、現場の最先端で生かすことができる「こんな方法があるよ」「こんな見方があるよ」っていう、視点を変える、選択肢を広げるような話を聞きたかった。



 

現場で理想を現実に落とし込む話をする、それが僕ら現場の仕事。

現場の栄養士がね、偉い人から聞いた話をそのまま一般に同じ話をしたからって、通じないからね。

いかにもわかったような顔をされるかもしれないけれど、それは建前だけ。

だって、偉い人が言う話は理想論。

一般の人が生活をしている現実の現場なんて、想像がつかないだろう。

「低栄養を防ごう」と話す偉い人は、買い物に行く手段がないとか、フレイルで買い物に行く体力がないとか、買い物に行く店もお金もないなんて気にもしていない。

現場がどうにか解決することだと思っている。

 
そんな人たちのいう話を、そのまま一般にすることができるのか。

あなたは言えるのか。

言えるあなたは、いったいどこを見ているのか。

 

栄養士は、栄養士相手に仕事をしていないか?

キレイごとを言うのが栄養士だろうか。

栄養士の評判を気にするのが栄養士だろうか。

今の介護・医療・福祉は、件数をこなすことによって点数という報酬が入る。

その報酬は組織の資金になるから、報酬を多くとればとるほど組織や仲間の評価は高くなる。ような気がしているだけだよね。

件数をこなすことは、栄養士でなくてもできる。

 
僕は栄養士の本当の評価は「改善させることができること」だと思う。

お金をとって、誰かの機嫌を取ることじゃない。

改善しない人を、ずっと支援し続けることじゃない。

利用者の満足度を高め、専門職の助言がなくても自分で継続した生活が送れるようになること。

栄養士の仕事相手は栄養士ではない。利用者だよね。



 

お金を出してでも呼びたいと思われる栄養士・管理栄養士になろう

利用者が自立してしまった介護・医療・福祉の現場は、今までのように資金を稼ぐことができなくなるかもしれない。

なら、発想を変えるしかないよね。
地域に出ていけばいい。

組織の看板に頼ることなく、自分という個人の能力を惜しげもなく披露したらいい。

もし地域で気に入られたら、講演料を出してでもあなたを呼びたい人が必ず現れるだろう。

 

まとめ:利用者を改善できる専門職がこれから求められる

一般の人は、本当に組織の評判に敏感だ。

どこの病院はどんなことをしてくれるか、口コミで情報を収集している。

地域包括ケアシステムが浸透すれば、一般の人は今よりもっと賢くなってシビアに栄養士を評価するだろう。

料理が上手とか、優しい人とか上辺の話ではない。

今の生活環境のなかで、自分の思う生活を実現させてくれる人かどうかって評価。