喫茶店の営業許可

喫茶店営業許可で求められるトイレの決まりとは?設備基準抜粋

管理栄養士のmafiです。
今回は、喫茶店営業許可を取得するために必要な決まりの1つとして、トイレについて書いてみたいと思います。

飲食店にとって、トイレは外からきたお客さんが交わる、とても重要な場所ですよね。
ノロウイルスなどの食中毒が流行る時期に、感染経路として一番に問題視されるのが、トイレです。

トイレの設備が不十分だと、ノロウイルスに感染した人の排泄物を通して、健康な人にどんどん感染が広がっていきます。
衛生管理には十分注意しておきたい場所ですよね。

喫茶店営業許可の基準にトイレがある

まず、喫茶店営業許可を取得するにあたって、保健所が定めている厨房設備に関する基準をクリアする必要があります。

喫茶店営業許可の基準とは?必要な厨房設備の決まりごとってあるの?管理栄養士のmafiです。 今回は、喫茶店営業許可を取得するために必要な、お店の厨房、設備について必要な【基準】について書いておきます...

この厨房設備に関する基準は、全国統一な内容ではありません。
元は『食品衛生法』を基準として、各保健所が独自に厨房設備に関する基準を作っています。

しかし、衛生面に大きな影響を与えるトイレに関する基準は、多くの保健所で設置されています。
東京都の施設基準を参考ににてみると、

便所
作業場に影響のない位置及び構造で、従事者に応じた数を設け、使用に便利なもので、ねずみ族、昆虫などの防除設備、専用の流水受槽式手洗い設備、手指の消毒装置を設ける。

と決まっています。

家庭のトイレのように、便器の上部にある手洗いだけでは不十分で、消毒液を配置する必要があります。
また、田舎の駅にあるような、半分屋外にあり、虫が自由に出入りできるようなトイレも基準を満たすことができません。

また、働く従業員用のトイレの他に、お客さんが使うトイレに関しても決まりがあります。

客用便所
客の使用する便所があること。ただし、客に飲食させない営業については、客用便所を必要としない。なお、客の使用する便所は、調理場に影響のない位置及び構造とし、使用に便利なもので、ねずみ族、昆虫等の侵入を防止する設備を設けること。また、専用の流水受槽式手洗い設備があること。

でも、注意してもらいたいのは、従業員用のトイレと、お客さん用のトイレを、必ずしも分ける必要はないことです。
厨房とお店の構造上、トイレが1つしか作ることができない場合もあります。
そんな場合は、トイレは1つで大丈夫です。

また、お客さんがその場で食事をするようになっていない場合は、お客さん用のトイレは必要ありません。

mafi
mafi
テイクアウト前提のカフェだと、トイレはいらないね

トイレの広さ決まりはあるの?

これからトイレを作ろうとしている場合、気になるのはトイレの広さですよね。
食品衛生法や喫茶店営業許可の基準には、トイレの広さに関しての基準はありません。

使いやすいサイズのトイレであって、虫が入らない構造になっていれば、許可は下りると思います。

食品衛生法にトイレの基準がある

喫茶店営業許可の基準は、『食品衛生法』を元に決まっています。

3 給水および汚物処理
施設には、作業場の衛生上影響のない位置に、従業者数に応じた数の便所を設けるとともに、 便所内には、ねずみ、昆虫等の侵入を防止する設備ならびに手および指の消毒剤を備えた流水式の手洗い設備を設けること。

となっています。
この中の、従業者数に応じた数の便所を設けるの部分については、労働安全衛生規則の628条に決まりがあって、

(便所)
第六百二十八条 事業者は、次に定めることろにより便所を設けなければならない。ただし、坑内等特殊な作業場でこれによることができないやむを得ない事由がある場合で、適当な数の便所又は便器を備えたときは、この限りでない。
一 男性用と女性用に区別すること。
二 男性用大便所の便房の数は、同時に就業する男性労働者六十人以内ごとに一個以上とすること。
三 男性用小便所の箇所数は、同時に就業する男性労働者三十人以内ごとに一個以上とすること。
四 女性用便所の便房の数は、同時に就業する女性労働者二十人以内ごとに一個以上とすること。
五 便池は、汚物が土中に浸透しない構造とすること。
六 流出する清浄な水を十分に供給する手洗い設備を設けること。
2 事業者は、前項の便所及び便器を清潔に保ち、汚物を適当に処理しなければならない。

労働安全衛生規則の628条には、男女でトイレを分けるように書かれていますが、食品衛生法では、男女のトイレ利用については書かれていません。

mafi
mafi
喫茶店営業許可の基準では、男女でトイレを分ける必要はないです

喫茶店営業許可で求められるトイレの基準をまとめると

  • 喫茶店営業許可の基準にトイレがある
  • トイレの広さの基準はない
  • 男女でトイレを分ける必要はない
  • 職員用、従業員用を必ずしも分ける必要はない
  • 虫が入らない構造にすること
  • 手洗い場、消毒場があること

このようになります。
喫茶店営業許可の設備の基準については、保健所によって見解が違う場合もあります。

詳しく知りたい場合は、お近くの保健所へ聞いてみられることをオススメします。