管理栄養士のmafiです。
カフェを開業し経営を始めたいと考えたときに、
『〇〇カフェ』にしようかな
『〇〇喫茶店』にしようかな
お店の名前を付ける時に、『喫茶店』にするか『カフェ』にするか悩むことはありませんか?
[chat face=”man2.jpg” name=”経営者” align=”left” border=”blue” bg=”none”] しかし、『喫茶店』と『カフェ』って何が違うのだろう? [/chat]
同じコーヒーメニューを提供するお店にもかかわらず、呼び名が違いますよね。
- 『喫茶店』『カフェ』の名前を付けるために基準はあるの?
- 『喫茶店』『カフェ』で提供できる食事内容は違うの?
そのような疑問を持たれている方の参考になればと思います。
カフェと喫茶店の違いとは?
多くの人が持っているイメージとしては、
- 『喫茶店』:渋い
- 『カフェ』:今どき
このようなイメージの方が多いと思います。
様々なお店が出店していますし、とても落ち着く空間で、素敵なお店たちですよね。
この『喫茶店』と『カフェ』という2つの名前には、少し違いがあります。
- 『喫茶店』と『カフェ』は言葉の意味に違いがある
- 『喫茶店』と『カフェ』の名づけに関して法律的な基準はない
- 『喫茶店』と『純喫茶』にはお酒を提供するか、しないかで基準がある
ということで、詳しく見ていきます。
カフェと喫茶店の言葉の意味の違いとは
『喫茶店』と『カフェ』という呼び名、普段使っているとどちらも似た意味のように使ってしまっていますよね。
[chat face=”man1.jpg” name=”??” align=”left” border=”red” bg=”none”] どちらもコーヒーを提供できる店で同じ意味じゃないの? [/chat]
そう思っている人もたくさんいると思います。
この2つの名前を調べてみると、実はそれぞれ意味があり、
『喫茶店』
コーヒー・紅茶などの飲料、菓子・果物・酒類や簡単な食事を客に提供する飲食店『カフェ』
コーヒーその他の飲料を主として提供する店引用:広辞苑
つまり、
- 『喫茶店』:何でも提供する
- 『カフェ』:コーヒーが主なメニュー
という違いがあることがわかります。
[chat face=”man2.jpg” name=”??” align=”left” border=”blue” bg=”none”] 『カフェ』の方がシャレているよね [/chat]
言葉のニュアンスで、『喫茶店』と『カフェ』の名前を選ぶ方法も、もちろんあると思います。
しかし、『喫茶店』と『カフェ』にはそれぞれ意味に違いがあるので、自分が提供したいメニューによって考えてみるのもいいかもしれません。
『喫茶店』と『カフェ』の名前を付けるための法律的基準とは
街を歩いている時に見つける、『喫茶店』と『カフェ』それぞれの文言が入った名前のお店たち。
[chat face=”man1.jpg” name=”助言者” align=”left” border=”red” bg=”none”] 『営業許可』によって、名前の付け方が違う [/chat]
なんて、書かれた記事も見受けられますが、実は、
『喫茶店』『カフェ』の名前を付けるための法律的基準は、特にありません。
お店の名前については、星の喫茶店、星のカフェなどなど、『喫茶店』でも『カフェ』でも、店主が好きな名前を付けることができるのです。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 『営業許可』には名付け基準は含まれていないのだね [/chat]
『営業許可』の違いって何?
先ほど、少し書いた『営業許可』のことですが、喫茶店やカフェを開業するためには、『営業許可』というものを取得する必要があります。
▽『喫茶店営業許可』と『飲食店営業許可』の違いとは
喫茶店やカフェの経営のために取得する許可は、主に2種類のうちどちらか1つ。
『喫茶店営業許可』もしくは、『飲食店営業許可』という営業許可です。
『喫茶店営業許可』と『飲食店営業許可』には、
大きな違いが2つあります。
- 調理できるか、できないか
- お酒を出すことができるか、できないか
取得する『営業許可』によって、調理内容に制限が生じてくるわけです。
『調理』と『お酒』に難することであれば、お店を経営していくうえで、2つとも欠かせない条件ですよね。
『飲食店営業許可』を取得した場合
まず『飲食店営業許可』を取得した場合ですが、
- 自由に調理をすることができる
- お酒を出すことができる
この2つのポイントをクリアできます。
ただし、『飲食店営業許可』を取得するには、少しハードルが高いのは事実。
- 手洗い用の流しを、調理用の流しとは別に作ること
- 2層式の流し
- 給湯器の設置
などなど、取得には厨房の基準をクリアしなければなりません。
『喫茶店営業許可』でできること
また『喫茶店営業許可』を取得した場合ですが、
- 軽食しか作ることができない
- お酒を出すことができない
と、提供することができるメニューに制約が出てきます。
特に『軽食』とは、完成した料理を仕入れて、提供する際に温める程度の料理のことです。
▽『軽食』について詳しくはコチラの記事で
つまり、『営業許可』については、『飲食店営業許可』でも『喫茶店営業許可』を取得したとしても、『喫茶店』『カフェ』どちらの名前も自由に名付けることができるというわけです。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] どちらの『営業許可』を取得するのが自分のお店に合っているのか、提供したいメニューや調理環境によって考えることになると思います。 [/chat]
『喫茶店』と『純喫茶』の違いとは
先ほど、お酒を提供する意味が『喫茶店』にあると書きましたが、『喫茶店』には、
- 喫茶店:お酒を提供する
- 純喫茶:お酒を提供しない
の2つの種類があるのです。
喫茶店によっては、昼にお酒を提供しているお店はもちろんのこと、最近は夜も営業しお酒を提供しているお店も増えてきました。
しかし、昔ながらに昼夜ともコーヒーのみで頑張っているお店も多くあります。
そのような『お酒を提供しない』お店のことを『純喫茶』と呼ぶことができます。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 喫茶に純じているという意味ですね [/chat]
『喫茶店』のメリット・デメリット
『喫茶店』のメリットをまとめてみます。
メリット
- 『飲食店営業許可』を取得すれば、何でも提供することができる
『飲食店営業許可』を取得しておけば、提供できるメニューは自由です。
ただ、
デメリット
- 昔からある古風で、渋いイメージがある
まだまだ古風なイメージがあるのも事実。
『カフェ』のメリット・デメリット
『カフェ』のメリットとしては、
メリット
- 『飲食店営業許可』を取得すれば、何でも提供することができる
- オシャレ
『喫茶店』でも言えたことですが、営業許可さえ『飲食店営業許可』を取得しておけば、提供できるメニューは自由です。
ただし、
デメリット
- コーヒー専門店のイメージ
のイメージがあるので、提供するメニューに趣向を凝らしたいところですよね。
まとめ
『喫茶店』と『カフェ』の違いについてまとめてみました。
- 『喫茶店』にはお酒を提供する言葉の意味がある
- しかし、『喫茶店』と『カフェ』の名づけに関して法律的な基準はない
- 『喫茶店』と『純喫茶』にはお酒を提供するか、しないかで基準がある
良かったらこちらの記事も参考にしてくださいね。