管理栄養士のインターン【保健所に行く方法】オススメの公務員職場と内容

管理栄養士をしているmafiです。

就活時期には、インターンについて気になる人もいると思うので、

  • 管理栄養士のインターンは必要なの?
  • 「管理栄養士」の国家資格を受験するなら、公務員の試験を受けてみたいな
  • 公務員のインターンはどうしたら参加できるの?
  • できたら保健所がいいな

こんな疑問に答えます。

行政の仕事内容を知るのであれば、やはり現場を見てみるのが一番。

そこで僕の職場【市役所】の、管理栄養士志望の人が参加できるインターン事情についてご紹介します。
良かったら参考にしてください。

目次

管理栄養士はインターンシップへ行くべき?

まず書いておきたいのが、管理栄養士がインターンシップへ行くべきかどうか、という点です。

僕の個人的な意見は、行くべきです。

なぜなら、管理栄養士の就職の世界は、とても人間関係重視の世界。

  • 先生に紹介してもらった就職先(病院、福祉施設、保育所など)
  • インターンシップで相手先の栄養士に声をかけてもらった(企業など)

田舎であればあるほど、就職先を見つける際にはこの人間関係に振り回されるであろうことが目に見えています。

あと、事前にインターンシップに参加することで、実際の現場の管理栄養士がどんな仕事をしているかよくわかります(行政)。
自分が就職した後のイメージが付くと思います。

なので、僕個人としては参加しておくことをオススメします。

管理栄養士にオススメの公務員の職場とは?

僕が務める市役所の場合、管理栄養士志望の人に向けたインターンコースは3パターンあります。

  1. 健康・保健系―乳幼児の健診、栄養改善対策、企業・施設への指導などの保健所業務
  2. 介護保険系―介護保険内のサービス、自立支援、地域ケア会議など
  3. 学校・教育系―給食管理、地産地消、食育など

僕の市町では、管理栄養士志望の人がインターンとして参加できるコースはこの3つほどありますが、でも管理栄養士が所属している部署は、この3つの部署だけではありません。
合計5カ所以上の部署に管理栄養士が所属していて、個人情報の管理・同意や業務量の内容などにより、全ての部署ではインターンを受け付けてはいないのです。

では3つのコースを1つずつ解説します。

1.健康・保健系―乳幼児の健診、栄養改善対策、企業・施設への指導などの保健所業務

このコースは、インターン中の所属は「保健所」という、「保健師」と「栄養士」が人数的に一番多く集まる、中枢的な部署に行くことになります。

保健所で行っている業務の説明を聞いた後、実際の現場へ見学に行き、最後に実際に健康指導をやってみる、といった内容です。
公務員全般の仕事や、また母子保健や公衆衛生、栄養指導に興味がある人だと、参考になると思います。

[box04 title=”業務内容”]・健診(乳幼児・成人など)
・健康教育(集団に、健康を高めるお話をする)
・健康指導(個別の状態・病状に合った、栄養指導を行う)
・食に関するボランティアさん(食生活改善推進員)の育成
・病院、施設への立ち入り(学生さんは権限が無いので、入れません)
・企業への指導(栄養成分表示の相談・指導など)
などなど
[/box04]

2.介護保険系―介護保険内のサービス、自立支援、地域ケア会議など

このコースは、市役所本庁舎の介護保険系の部署に行くことなります。
介護保険の仕組みと歴史について話を聞いた後、実際に現場の見学に行くという内容です。

施設の栄養士に興味があり、高齢者と話をするのが得意な人、管理栄養士以外の様々な専門職との連携(多職種連携)に興味がある人に向いていると思います。

[box04 title=”業務内容”]・短期集中予防サービス(介護保険で実施されている、筋力アップ教室)
・介護予防教室(介護予防の体操やお話などの講演)
・地域ケア会議(地域で、生活に課題のある高齢者の改善策を話し合う)
・ケアプラン検討会議(サービス計画書(ケアプラン)を見て、その人の課題と解決策を専門職間で話し合う)
[/box04]

3.学校・教育系―給食管理、地産地消、食育など

このパターンは、市役所本庁舎の学校・教育系の部署に行くことになります。
ここでは、学校給食の献立の立て方などの話を聞いた後、実際の給食センター、学校へ見学に行き、学校で食育をするもの。

学校給食や子供、地産地消の食材など、地域と学校給食の関係などに興味がある人に向いています。

[box04 title=”業務内容”]・給食の献立を立てる(アレルギー対応など)
・業者との関係
・調理現場
・栄養教諭・学校栄養職員などのこと
[/box04]

インターンで体験できる部署・内容は、市町によって違う

僕の市町の一例を書いてみましたが、インターンで体験できる仕事の内容は、それぞれの市町によって大きく違います。

[chat face=”man1.jpg” name=”学生さん” align=”left” border=”red” bg=”none”] とりあえず市役所に行ったら、市役所の仕事を一通り体験できるだろう [/chat]

と思われているかもしれませんが、おそらくインターンで体験できる業務は、本来業務のほんの一部

  • インターンに参加したら、どこの部署に行って、何の事業に参加できるのか

行く前に、この点だけは確認して参加することをオススメします。

インターンはどこに申し込むの?

さて、実際にインターンに参加してみたいなと思ったとき。
よく聞かれるのが、学生の人が市役所にインターンの申し込みをしたい場合、どうやって申し込みを行のかということですが、まずは、大学に申し込みをすることになります。

大学が、
[chat face=”man2.jpg” name=”大学” align=”left” border=”blue” bg=”none”] インターンの会場は、この一覧ですよ [/chat]
と、提示をしてくると思うので、その一覧から行きたい市町を選ぶようになるはずです。

大学での申し込みの流れ

例えば、大学が、僕の市町へインターンを派遣したいとします。
すると、まずは、大学が市役所当てに、
[chat face=”man2.jpg” name=”大学” align=”left” border=”blue” bg=”none”] うちの学生のインターンを、コース2で、8/1~8/10の期間、5人、受け入れてもらませんか? [/chat]
と具体的に依頼していきます。
すると市役所がその要望を確認して、
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”]

  • OKですよ
  • ん~、8/10~8/17の期間、3人であれば受け入れ可能です
  • その時期は受けれは難しいです

[/chat]

などの返答を返します。

この返答で、受け入れに関して市役所側のOKの返事が大学に行くことで、学生さんが、その行政機関のインターンに申し込みができるようになります。

人数の取りまとめは、大学がする

その後、学生さんは大学側が提示した、参加可能なインターンに申し込むことになります。
すると教員の中で、

  • この子は行政のインターンに行った方がイイ
  • この子は○○病院のインターンに行った方がイイ

などの駆け引きがあった後、インターン場所が正式に決定します。

最後に、大学がインターンに参加する学生の名簿を作成し行政に送れば、インターンの準備は完了です。

まとめ

僕の市町のインターンに参加するには、学生さんが行きたいと望んだ市町や部署に、本人が直接申し込むことはありません。
なので、大学との調整で、自分が行きたいと思うインターン先に行くことができなかった、そんな場合もあると思います。

でも、どんな場所であっても貴重なご縁だと思って、そのインターン先をしっかり楽しんでもらえたらと思います。
だって長い人生のたった一瞬であるインターンで、人生全てのご縁を使い果たしてしまうよりは、本番の試験で使いたいじゃないですか。

▽インターンに参加した後は、お礼状が必要だよ

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