大学教員の給料は低い?講師・准教授・教授の年収の決め方と年収を増やす方法とは

mafiです。

最近小耳にはさむのが、

『大学教員の給料は低い』

という話。

一昔前は、大学の先生は高給取りなイメージがありましたが、最近では、

  • ボーナスカット
  • 研究費カット

などなど、様々な理由で本来の給料からマイナスされ、給料も様々な様子です。

  • 大学教員の給料は本当に低いの?
  • 年収を高めるにはどうしたらいいの?
  • 大学の教員になるためにはどうしたらいいの?

そのような疑問を持たれている方の参考になればと思います。

目次

大学教員の給料について

まずは大学の教員たちは、「いったい、どれくらいの給料をもらっているのか」そこが気になるところですよね。

大学の教員の給料に関しては、『学校教員統計調査』に、月額給料別の統計結果が公開されています。

その統計結果によると、公立、私立の大学を合わせた教員の給料は、

区分月額平均給料(千円)
教授558.6
准教授459
講師400.2
助教348.9
助手286.6

となり、

助教や、助手に比べ、正職員である講師、准教授、教授の方が給料が高いことがわかります。
あくまでもこの金額は平均の月額なので、この統計結果よりも給料が高い大学があれば、低い大学も存在します。

また、大学や教員個人によっては、

  • 科研費を取得している
  • 個人研究費が多くある大学
  • 教材費をしっかり出す大学
  • 住宅手当をしっかり出す大学

などの条件によっても、給料の額が変わってきます。

【科研費】
企画書を提出し審査され、文科省にもらう研究費

【個人研究費】
教員としてのスキルアップのために、大学からもらう研究費

【教材費】
授業の準備に使うことができる費用

特に【個人研究費】は、年度末に使うことなくお金が余ると教員の収入として調整される場合が多く、年収の一部になります。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 給料+個人研究費=年収 だね [/chat]

大学教員の給料は入社時に決まる

さてこれら講師、准教授、教授の教員の給料について、どのような方法で金額が決まっているかというと給料は、大学に就職した際に決まります。

その金額については、内部規約という給料の取り決めがあり、役職と社会経験の年数によって金額が決まります。
この内部規約については、国公立の大学の多くは、インターネット上にも公開をしています。

ただ私立大学の多くは、内部規約を外に提示をしていません。

[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] あれ?年齢で決まるのではないんだね [/chat]

そう、ここで注意したいのが給料の金額が、「役職と社会経験の年数」で決まる大学が多いということ。

会社勤めの経験が長い35歳非常勤講師の場合

一般的に大学の教員になるためには、最低でも学歴は『修士』を持っておく必要があります。
そこでストレートに卒業→就職→大学の講師に転職したとすると、

大学院卒業:24歳
就職:25歳~34歳(9年間勤務)
大学講師転職:35歳

となり、新任教員ではありますが、9年間の会社経験も加えられて、

25万円(内部規約に決められた基本給)+9万円=34万円

ほどの給料を得ることができます。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 講師の給料は、大体20万円台から始まります [/chat]

でも、この金額は安くはないですよね?
結構もらえる印象です。

会社勤め経験の少ない35歳講師の場合

また今の時代の教員に多いのが、

  • 非常勤講師で生活費を稼いできた
  • フリーランスで会社勤めをしていない

そのように会社員の経験をせずに、自営業で仕事をしている人です。

まず会社員ではなく、大学の非常勤講師を経験していた場合、ストレートに卒業→非常勤→大学の講師に転職したとすると、

大学院卒業:24歳
非常勤:25歳~34歳(9年間勤務)
大学講師転職:35歳

となり、9年間の非常勤勤務期間の換算が約半分の4.5年と捉えられます。
そして、

25万円(内部規約に決められた基本給)+4.5万円=29.5万円

の給料となるわけです。
会社経験をストレートに経験している人よりも、4.5万円少ないわけです。

また会社員経験や、大学などの組織に所属もせず、全くのフリーランスのみで活動してきていた場合、ストレートに卒業→フリーランス→大学の講師に転職したとすると、

大学院卒業:24歳
フリーランス:25歳~34歳(9年間)
大学講師転職:35歳

となり、9年間の無職とみなされます。
そして、

25万円(内部規約に決められた基本給)+加算無25万円

の給料となります。
つまりもらえる給料の額が、会社経験のストレートに経験している人よりも、9万円少ないのです。

スタートする額が小さいと年収が変わる

社会人の経験の有無によって、1か月の給料に大きな差が出てしまうと、結果的に年収に大きな影響が出てきます。

会社経験9年月給34万円の講師の場合、
34万円×12カ月=408万円となり、ボーナスがを換算しなくても年収が400万円を越えます。

ただフリーランス9年経験月給25万円の講師の場合、
29万円×12カ月=348万円となり、会社経験がある講師よりも50万円以上年収の差が開いてしまうのです。

[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] ボーナスは月給の○倍、という計算方法だから、月給が低いと年収も大きく減ってしまうね [/chat]

大学教員の給料を上げる方法

ということで、給料の決め方には『会社員の経験の有無』が大きなポイントです。

大学教員の新任の人の場合、
[chat face=”man1.jpg” name=”新任講師” align=”left” border=”red” bg=”none”] 専門分野でない社会人経験者だから、履歴書には書かないでおこう [/chat]
と、

  • アパレル
  • 飲食店
  • 営業

などなど、様々な社会人経験があるにも関わらず、自分で『無い』ことにしている人もいるはずです。

専門分野以外の仕事でも、会社員勤めに変わりはありません!
給料の金額を決めるのは、新採用時しかないのです。

恥ずかしがらず、また専門分野以外だからというプライドは捨てて、給料のためにきちんと自分の履歴書に書きましょう。

書いていない場合、給料が少なく見積もられてしまいます。

履歴書に書き忘れているパターン

中でも履歴書に書き忘れていることが多いのが、

  • 非常勤講師を複数の大学でしていたが、書き忘れている大学がある
  • 企業で受けた単発の講師経験を書き忘れた
  • フリーランスとして受けた講師経験を書いていない
  • フリーランスとして受けた仕事の中身を全く書いていない
  • 就職した日、退職した日を間違えて少なく書いている

このような場合があります。

講師経験は特に大学の給料に影響するので、きちんと書いておく必要があります。
またフリーランスとしても、大学のメリットである仕事内容であれば影響する場合もあるので、書いておいて損はないです。
行数が増えるかもしれませんが、主な仕事内容は書いておく必要があります。

書き損じた経歴により低い給料を上げるためには

もし大学に採用されたときに、

  • 採用された分野とは専門外の経歴だから
  • ザっと書いておけばいいと思って、書き忘れている経歴がたくさんある

などなど様々な理由で、自分の会社員経歴を書いていない経歴書を提出している場合があると思います。

大学に正しい経歴を伝えても良いのか?

給料を上げてもらうためには、正しい経歴を大学に伝えなければ給料は上がることはありません。
ただ採用されて月日が経ってしまったうえで、『実はこの経歴は間違いで・・・』と伝えるかどうかの判断は、正直本人の判断に左右されると思います。

採用時に提出した経歴が『間違っていた』というわけですから、書いて提出した自分自身の責任に他なりません。
むしろ『経歴詐称』だと言われることだってあると思います。

また「自分の経歴が間違っていました」と正直に伝えたからと言って、翌日から給料が上がることはまずありません。
給料のみならず大学内の様々な決め事が、学科、学部、法人内のいろいろな会議にかけられて決まっていることは正規の職員ならば経験しているはずです。
それらの工程を経て、承認されれば給料が変わります。

変えるとなれば、どのタイミングで変えるのか、今までの未払い分の金額はどう対応するのか。
その会議に出席する教員たちの人件費や時間などなど、とにかく多くの人に手間と労力をかけさせてしまうことにもなります。
人間関係にも多少の影響が生じることもあるかもしれません。

ただ、このまま給料が低い状態で同じ職場に居続けると、生涯年収が大きく下がってしまうことは目に見えています。
年間50万円の差であれば、10年間で500万円の差です。

自分の経歴を正す1番の機会は『転職』

間違った履歴書を提出して低い給料から始まっている場合、多くの人の手を紛らわさずに一番スムーズに給料を上げる方法は、『転職』だと思います。

新しい大学に採用になれば、また一から履歴書を提出し直す必要があるからです。
国立大学は、大概の大学で基本給の金額は同じですが、私立の大学によっては基本給の金額はまちまち。

ただ転職したからといって、必ず給料が上がるとは限りません。
ポスト面や引き受ける仕事、研究費などにより、年収は上下しますよね。

まとめ:社会経験のない先生の給料は低い

ということで、大学教員の給料の決め方と、本当に低いのかどうか、書いてみました。
会社員経験をして年齢数並みの金額(35歳で34万円の給料)がもらえるのであれば、低いとは言えませんよね。

ただ、履歴書等に必要な自分の経歴を書き忘れている人は、驚くほど給料が低いかもしれませんね。

しかし大学の話だけにとどまらず、どんな会社でも社会人経験のない人は、給料が低くスタートするものかもしれません。

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