mafiです。
先日、カフェを開業している友人からこんな相談を受けました。
・自宅カフェを開業した時にコンサルをお願いした。
・1店舗70万円で、開業に必要な手続きを全て行うと話を受けた。実際にやってくれた。
・その後、月々8,000円で器具の管理をしてくれていると言っているのだが、まだお金を払い続けないといけないのだろうか?
・これってカモられている?むしろ、詐欺にあっているのか?
さて、みなさんならどう思いますか?
【自宅カフェ】コンサルに騙された!?お金を払い続けて気づくこと
結論、詐欺ではありません。
カフェコンサルとの契約内容
- 期間:契約日から、カフェ開業1年後までサポート
- 金額:〇万円
- 内容:調理機器の手配・契約、食材の手配・契約、調理指導、衛生指導、行政機関への必要な手続き一式、カフェPR、SNS戦略プランの作成、その他の相談サポート
- 契約後は、月〇円で一部のサポートを継続が可能
上記の内容で、思ったよりも成果が無いので「詐欺ではないか」との疑問がわいている模様。
契約内容が遂行されていれば詐欺ではない
注目したいのは、契約内容がちゃんと遂行されているかどうかです。
- 調理機器の手配・契約:業者を紹介してくれて、器具をそろえてくれた(器具代は別に出費)
- 食材の手配・契約:業者を紹介してくれた(コーヒー豆はお願いすることにしたが、その他はスーパーに買いに行くことにした)
- 調理指導:メニューの考案や、盛り付け方の指導など、専門の人が来て個別に指導してくれた(お金はかからなかった)
- 衛生指導:調理器具の会社の人が、衛生管理の講習をしてくれた(お金はかからなかった)
- 行政機関への必要な手続き一式:営業許可の取得等お願いした(手数料はこちら負担)
- カフェPR:機関雑誌、地域冊子、新聞への折り込み広告の掲載(お金はかからなかった)
- SNS戦略プランの作成:アカウント作成、写真の撮影、加工をしてくれた(投稿はこちら)
ということで、有償だった部分もあれば、無償でしてくれている部分もある感じです。
契約時に「全て無償です」とは書いておらず、手数料等は追加で必要な場合があります。
と、書類への記載や事前説明もあったそうなので、それを受け入れている時点で問題なしですね。
プロデュース商売の常
ただ店主としては「いろいろやってもらったけれども・・・これって〇万円の仕事なの?」との思があるようですね。
似たようなプロデュース商売で、有名なのが歌手デビューする人のプロデュース。
YouTubeにも広告に上がっているので、見たことある方もいるかもです。
歌手オーディオの場合
- 歌手能力オーディションを開催
- 合格すれば、デビューをプロモーションします。
との広告で、実際に合格してみると下記のような条件を出されるのです。
歌手オーディション合格後の内容
- あなたのために1曲、有名プロデューサーが作ります
- そのための会議を3回実施
- 5回のプロのボイトレがつきます
- SNSようにプロのイラストレーターによる似顔絵作成
- YouTubeチャンネルの作成サポート
- CD用のジャケット写真をプロが撮影
- CDを100枚無償で作製
- ただし、一連の諸経費として〇万円負担いただきます
お金を出すと、これだけ丸っとサポートしますよって話です。
当人は真剣だが、周りは心配する
この時点では、よく冷静な周りの人間が詐欺では?と心配し始めます。
- 娘が、オーディションに受かったようだ。デビューまでのプロデュースに70万円かかるといわれたのだが、詐欺ではないか?
- 40代の旦那が歌手オーディションに受かった。お金を払えばプロになれるというが、本当だろうか?
これらの話は、デビューするのも、プロになるのも、嘘ではないですよね。お金を出せば、形はどうであれ、道を整えてくれるのは間違いないです。ただし、「売れる」保証はないようですが。
結論、お金を払いたくないならば、自分でプロデュースすればいいのです。
お金を出せば、近道なのは事実
例えば、海外旅行。
海外旅行も大手旅行会社に注文すると40万円かかるけれども、面倒なホテルの手配や、飛行機のチケット取得などを自分ですることで、約半額の20万円で行ける、なんてことザラにありますよね。
- 面倒なことがイヤ:お金を払い人にやってもらえばOK
- 節約したい:面倒なことも自分で行えばOK
このどちらかです。
なので、コンサルにお金を払うのが悪いことではないです。詐欺でもないです。
ま、とりあえず、最初は自分で本などをみてやってみて、それでも難しいようであればコンサルに頼むのが良いかもしれませんね。
カフェ開業向けの参考書
カフェ開業向けの本をまとめます。この2冊は、最近読んだ本の中でも、情報がまとまっていました。
基本、参考書は3冊ほど買って読むのがオススメです。
なぜなら3冊ほど読むと「どの本にも書いていある情報」と「その本にしか書かれていない情報」がわかり、どの本にも書かれていること=重要なポイント、ということがわかります。
学び始めは、どの情報が大切なのかさえわからないと思うので、参考書で知識をつけておけば、例え営業のコンサルが来たとしても実りある会話ができるはず。
まとめ
ということで、カフェ開業コンサルについて書いてみました。
コンサルは最初から名刺を持ってくる場合もあれば、最初は情報集で若い社員がお客として訪れ、その後先輩営業マンが名刺を持ってくるなど、結構、足を使ってやってこられたりもします。
きっとあなたのカフェにもやってくると思うので、困っているところには手を貸してもらい、自分でできるところは自分で行い、良き、大人な関係が気づけるといいですね。