管理栄養士のmafiです。
僕は日々、栄養相談に来る人に対して、『なぜこの人はこの症状になっているのか』をとことん考えて助言をしています。
だから人の生活習慣ってとても気になるのですが、今回はWEB関係の人の生活環境で気になったことをまとめています。
- これからWeb関係の仕事をしたい人
- 今既に、Web関係の仕事をしている人
に読んでもらいたいです。
web関係の人には『うつ』経験者がとても多い
ブログを書き始めて、多くの人のブログを見て回りました。
持ちろん、僕より長く活動されている人ばかり。
でもほとんどのブログで『うつ』になった経験や『うつ』がらみのことが書かれているのです。
僕がブログの参考にしている人達です。
それだけ、このWEB関係の世界では『自分』を圧迫しながら仕事と向き合う世界なのでしょう。
そう考えると、このWEBという仕事に関わる人の世界のことが、とても気になり始めました。
Webの世界の何が精神的に追い込むのか?
僕が思うには、やはり一番は『お金』のことだと思う。
お金が不十分な状態って、やっぱり精神的に追い込まれるものだ。
そしてフリーランスなどに特有の、『責任性』。
会社では、会社自体や上司が責任を持ってくれる。
しかし、フリーランスは個人に責任がある。
真面目な人ほど、自分が手掛けた仕事への責任に追い込まれていくのだと思う。
「うつ」の人は、今を見失う
『うつ』にならないために一番大切なこと、それは『今』を考えること。
肉体的にも精神的にも疲弊して、思考能力が低下している状態では、意識はあちらこちらに飛びます。
- 明日までに、この仕事をしなければならない(「今から」未来)
- 3日後までに、納品しなければならない(「今から」未来)
- この前のクライアントの言葉はきつかった(「今まで」過去)
- 職場では、上司は責任を取ろうともせず誰も助けてくれなかった(「今まで」過去)
一見すると、「今」を考えているようにも見えるけれど、その考えていることが起こるのは未来であったり、過去であったり。
意識というものは、制御ができなくなると結構あっちこっちに飛んでしまうものです。
改善1:睡眠をとる
日本は、
- 週50時間以上働く人が多い国第2位
- 睡眠時間が短い国第2位
- 労働生産性が低い国第20位
(OECD加盟国2014年調査)
ということで、睡眠時間を削ってでも長時間働くのが好きで、生産性がそこまでついて行っていない国のようです。
これは、仕事に対しての効率が悪い。
短時間睡眠は『飲酒運転』と同レベルの危険性
睡眠時間を減らして仕事をしていませんか?
睡眠時間を減らし、起きている時間が長くなると、
- 17時間連続で起きている時の脳の状態は、酒気帯び相当
- 24時間連続で起きている時の脳の状態は、酒酔い相当
くらい脳が混乱しているらしい。
徹夜の翌日に車を運転することがどれだけ怖いことかよくわかる。
最近、酒気帯びは芸能人も逮捕されたよね。
不眠はうつ病の症状であり、うつ病の危険因子の1つ
『日本うつ病学会治療ガイドライン』によると、
ストレスで気分が高まり脳が緊張状態になると、精神的な疲れが取れなくなる。
とある。
そして疲れにより活動量が低下すると、脳へも疲労がたまり、うつ病へ進行していく。
睡眠不足は、うつ病と直結しているので必ず改善する必要があるよ。
ストレスを理解しよう
眠れないには必ず理由があるはずだ。
- 思い出す仕事のストレス
- つい今ほどまで動いていて脳が興奮状態
- 寝れる環境がない
など、何か原因がある。
その原因がストレスとなって眠れていないはずなので、ストレスをきちんと理解しよう。
改善2:意識を「今」に持ってくる習慣を
ストレスを改善させたいが、自分ではどうすることもできないストレスの種類もある。
例えば変えることができない人間関係や、職場など。
そんな時はストレスから意識を遠ざけよう。
ストレスから完全に逃げるのではなく、ストレスがあると認め向き合いつつ、距離を置くというもの。
マインドフルネス
今、この瞬間に意識を向ける方法として『マインドフルネス』という方法がある。
周りからの判断・評価を考えるのではなく、自分自身の体を観察し、意識を「今」に向けることができる手法だ。
ストレスがどうしても改善できない場合、ストレスから意識を逸らすことで脳をリフレッシュさせる方法がとても有効だ。
ジャドソン・ブルワー: 悪い習慣を断ち切るシンプルな方法
マインドフルネスに関して、TEDに面白い動画があったのでご紹介。
つい引きずっている悪い習慣を新たな視点から捉え直すことで、その悪習を断ち切れるとしたらどうでしょう。 精神科医ジャドソン・ブルワーは、喫煙から過食に至るまで、よくないと自覚していても、どうしてもやめられない習慣、つまり依存症と「マインドフルネス」との関係を研究しています。習慣形成のメカニズムをまず詳しく学び、その知識をもとに、簡単に実行できるのに実は深い意味のある、悪習への対策を見つけましょう。今度こそ、つい一服、ほんの一口、車の運転中に一瞬だけメール…という誘惑に勝てるかもしれません。
時間制限のある仕事場を持とう
「今」という時間と向き合うためにも、仕事とプライベートのオン・オフに差をつけよう。
[chat face=”man2.jpg” name=”??” align=”left” border=”blue” bg=”none”] フリーランスは即返信して命! [/chat]
という人もいるかもしれないが、命を減らしてまで仕事をする必要もないのではないだろうか。
今後の人生、ずっと命を減らしながら仕事をすることになるよ?
時間を気にせずズルズル仕事をしている人には、時間制限のある場所で仕事をするのがオススメ。
時間が来たら、必然的に退去しなくてはいけないから、自分で切り替えなくても場所が切り替えてくれるよね。
自宅で仕事時間を調整できるの人は『うつ』とは無縁
この仕事のオン・オフの切り替えが自分でできている人は、『うつ』とは無縁の状態だ。
だって意識が次々と変わり、同じことを考えていないのだから。
意識を切り替えるためにコントロールするには、睡眠が欠かせない。
また睡眠の質を高めるためには、ストレス管理が欠かせない。
睡眠、時間制限、ストレス管理がうまくできた状態が、『うつ』になりにくい状態だ。
まとめ:夜は電波の届かない人になろう
今プライベートの時間も仕事をしている人は、まずは夜は電波の届かない人間になることから始めよう。
夜は、ろうそくの明かりで本を読むのも結構楽しいのでお勧めです。
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