【食品衛生管理者】【食品衛生責任者】の履歴書の書き方とは?違いは「働く場所」にあり!

管理栄養士のmafiです。

「食」の大学や専門学校を出ると、いろいろな資格が取れますよね。

  • 管理栄養士
  • 栄養士
  • 調理師
  • 栄養教諭

その中でも、

  • 食品衛生管理者
  • 食品衛生責任者

この2つは名前が似ていて、

「違いがよく分からない…」
「履歴書にはどう書けばいいの?」

と迷いやすい資格です。

そこでこの記事では、

きもうさ

・食品衛生管理者と食品衛生責任者の違い
・それぞれの働く場所
履歴書への具体的な書き方(記入例つき)
・どんな求人で有利になるのか

を、できるだけやさしい言葉でまとめます。

これから飲食店で働きたい人、カフェ開業を考えている人、就活・転職中の管理栄養士さんの参考になればうれしいです。


食品衛生管理者と食品衛生責任者の違いは?【ざっくり一言で言うと】

結論から言うと、一番の違いは「働く場所」と「資格の重さ」です。

ざっくり比較表

項目食品衛生管理者食品衛生責任者
資格の種類国家資格(厚生労働省管轄)各自治体・食品衛生協会の講習修了資格
主な働く場所乳製品・食肉・油脂・添加物などを扱う食品工場・製造業飲食店・カフェ・喫茶店・弁当屋などの店舗
役割工場内の衛生管理の責任者お店の衛生面の責任者(営業許可に必須)
取得方法対象の大学・専門学校卒業 or 指定の講習会食品衛生責任者講習会(1日程度)
難易度やや高め(対象者・職種が限られる)比較的やさしい(誰でも挑戦しやすい)
履歴書での見られ方食品メーカー・工場系の求人で強い飲食店・カフェ・フード業界の求人で好印象

ポイント

  • 食品衛生管理者:食品工場など「製造現場」で活きる資格
  • 食品衛生責任者:飲食店やカフェなど「お店」で活きる資格

あなたが目指しているのが、

  • 工場・メーカー系なのか
  • カフェ・レストラン系なのか

によって、どちらを前面に出すかが変わってきます。


食品衛生管理者とは?|なれる人・働ける場所・履歴書の書き方

食品衛生管理者とは

食品衛生管理者は、食品衛生法第48条に基づき、以下のような食品を製造・加工する施設に必ず配置しなければならない国家資格です。

  • 全粉乳・加糖粉乳・調製粉乳
  • 食肉製品
  • 魚肉ハム・魚肉ソーセージ
  • 放射線照射食品
  • 食用油脂(脱色・脱臭工程を経るもの)
  • マーガリン・ショートニング
  • 各種食品添加物 など

こうした工場では、

「この工場の衛生管理は、この人が責任を持っています」

という立場にあたるのが食品衛生管理者です。


食品衛生管理者になる方法(なり方)

なり方は大きく2パターンあります。

  1. 対象となる大学・専門学校を卒業する
    • 医学・歯学・薬学
    • 獣医学・畜産学・水産学
    • 農芸化学 など
  2. 「食品衛生管理者資格取得講習会」を受講する
    • 一定の学歴・実務経験などの条件クリアが必要

「食」「保健衛生」系の大学を出ている人は、
実は すでに資格要件を満たしている 場合も多いです。

詳細な条件は厚生労働省のHPで確認できますが、
ここでは「誰でもすぐに取れる資格ではない」というイメージを持ってもらえればOKです。


食品衛生管理者の講習会を受けるための主な条件

ざっくり言うと、次のどれかに当てはまる人が対象です。

  • 医師・歯科医師・薬剤師・獣医師
  • 大学等で、医学・歯学・薬学・獣医学・畜産学・水産学・農芸化学を専攻して卒業
  • 都道府県知事が登録する養成施設の課程修了者
  • 高校卒業+食品製造や添加物製造の現場で3年以上働いた人 など

少し専門的ですが、

「食品工場でちゃんと衛生管理ができるレベル」
の人だけが受講できる講習会

と考えてもらえればOKです。


食品衛生管理者を履歴書に書くメリット

とくに有利になるのはこんな職場です。

  • 食品メーカー
  • 乳製品・油脂・加工肉などの工場
  • 添加物メーカー
  • 行政の食品衛生関連部門 など

理由はシンプルで、

  • 講習会の受講には**まとまった費用(数十万円)**がかかる
  • 会社が新しく受講させるより、すでに資格を持っている人を採用したい

からです。


履歴書での具体的な書き方(記入例)

① すでに資格を持っている場合

資格・免許欄の記入例

2023年10月 食品衛生管理者 資格取得

区分は、運転免許などと同じ「資格・免許」でOKです。

② まだ講習会前で、これから取得予定の学生さんの場合

(2026年3月 食品衛生管理者 取得見込み)

のように、

  • 行の先頭に「(取得見込み)」ではなく
  • 最後に「取得見込み」とつける

書き方が一般的です。


食品衛生責任者とは?|飲食店・カフェに必須の資格

食品衛生責任者とは

食品衛生責任者は、お店側の衛生責任者です。

  • 喫茶店営業許可
  • 飲食店営業許可

を申請するとき、必ず申請書に

「このお店の食品衛生責任者はこの人です」

と、食品衛生責任者の名前を書く必要があります。

そして、営業許可が出たあとも、

  • 店内の見える位置に、食品衛生責任者の名札やプレートを掲示

することが求められています。

カフェ・喫茶店・居酒屋・弁当屋など
多くの飲食店に1人は必須の資格です。

詳しい取得方法はこちらの記事でもまとめています。

あわせて読みたい
喫茶店営業許可に欠かせない「食品衛生責任者」とは?取得方法と費用、勤務形態について


食品衛生責任者になるには?(講習会)

基本的には、

  • 各都道府県・食品衛生協会などが実施する
    食品衛生責任者講習会(1日程度)を受講するだけでOKです。

飲食店で働きたい人、これからカフェを開きたい人にとっては、

  • 取りやすく
  • すぐに現場で役に立つ

コスパの良い資格と言えます。


食品衛生責任者を履歴書に書くメリット

とくに有利になるのはこんな職場。

  • カフェ・喫茶店
  • レストラン・居酒屋
  • テイクアウト専門店・弁当屋
  • フードコート・ファストフード店
  • 食のイベント出店をする会社 など

飲食店側からすると、

「この人を雇えば、すぐに“食品衛生責任者”の名前を許可申請に書ける!」

というメリットがあります。

なので、

  • アルバイト応募の履歴書
  • 飲食店へのパート・正社員応募

では、かなり好印象です。


履歴書での具体的な書き方(記入例)

① すでに食品衛生責任者講習を修了している場合

2022年7月 食品衛生責任者 講習会修了

「講習会修了」と入れておくと、採用側も状況が分かりやすいです。

② 飲食店で働きながら、これから受講予定の場合

(2025年内 食品衛生責任者 講習会修了予定)

のように「予定」と書いておくと、

  • 面接で「いつ受けられそうか?」
  • 「勤務開始と講習の日程をどう調整するか?」

といった話もしやすくなります。


「食品衛生管理者」と「食品衛生責任者」の資格がかぶる場合

よくある質問がこちら。

「食品衛生管理者を持っているのですが、
 食品衛生責任者の講習も受けないとダメですか?」

答えは ○(マル)=基本的に不要 です。

  • 食品衛生管理者の資格があれば、食品衛生責任者も兼ねられる
  • わざわざ食品衛生責任者の講習を受け直す必要はない

という取り扱いになっています。

あわせて読みたい
喫茶店営業許可に欠かせない「食品衛生責任者」とは?取得方法と費用、勤務形態について

食品衛生責任者の証明書を紛失してしまった場合はどうする?

履歴書を書いているときに、
「あれ…食品衛生責任者の証明書、どこいった?」
と手が止まる人、実はかなり多いです。

でも、安心してください。
証明書を紛失していても、再発行や確認は可能です。

食品衛生責任者の証明書は、
各都道府県や政令市が指定する講習会を受講した際に発行されています。

そのため、まずは

  • 受講した地域の 保健所
  • または 食品衛生協会

に問い合わせてみましょう。

多くの場合、

  • 受講履歴の確認
  • 再発行(有料の場合あり)

に対応してもらえます。

履歴書を書く時点で証明書が手元になくても、
「取得済み」である事実が重要なので、
面接時に「現在、証明書を再発行中です」と伝えれば問題になるケースはほとんどありません。

慌てず、落ち着いて対応すれば大丈夫です😊


実務経験の証明が必要と言われたらどうすればいい?

食品衛生責任者は、
講習会を受講すれば取得できるケースが多い一方で、
職種や自治体によっては実務経験の確認を求められることがあります。

この「実務経験の証明」、
なんだか難しそうに聞こえますよね。

でも実際は、そこまで身構える必要はありません。

一般的には、

  • 勤務先の会社
  • 店舗の責任者
  • 人事・総務担当

にお願いして、
「○年○月〜○年○月まで、食品を扱う業務に従事していた」
という内容の書類を作成してもらえばOKです。

形式は厳密に決まっていないことが多く、
在職証明書や職務内容証明書で代用できるケースもあります。

履歴書には

食品衛生責任者(取得済)

とシンプルに書き、
詳細は聞かれたタイミングで説明する、
というスタンスで問題ありません。


結婚・改姓した場合の名前変更は必要?

結婚などで名字が変わった場合、
「食品衛生責任者の証明書って、名前変更しないとダメ?」
と不安になりますよね。

結論から言うと、
すぐに変更しなくても実務上は問題ないケースがほとんどです。

ただし、

  • 開業届
  • 営業許可申請
  • 店舗の管理者届出

など、公的書類と一緒に提出する場合は、
名前が一致している方がスムーズなのも事実です。

名前変更をしたい場合は、

  • 受講した食品衛生協会
  • 管轄の保健所

に連絡し、
戸籍謄本や住民票などの提出を求められることがあります。手続き自体はシンプルなので、
「これから長く使う資格だな」と感じたら、
余裕のあるタイミングで変更しておくと安心です。


これから資格を活用する人へおすすめの本

📘① 『嫌われる勇気 ── 自己啓発の源流「アドラー」の教え』

著:岸見一郎/古賀史健(ダイヤモンド社)

✨ こんな人におすすめ

✔ 人間関係で悩むことが多い
✔ 職場でうまく立ち回れないと感じる
✔ 自分の言動や思考に「ブレーキ」がかかる

🧠 本の要点(超かんたん)

  • 他人の評価に振り回されない生き方
  • 「目的」にフォーカスして行動する考え方
  • 自分の価値観で選択していいという安心感

この本は“自己肯定感+行動力”につながる哲学書で、
価値観・判断基準を強くしてくれる一冊です。
日々の仕事・人付き合い・決断に必要な“根っこの力”がつきます。

「上司や同僚の反応ばっか気にして疲れちゃう…」って人に刺さる本。
誰かの評価より、自分がどう生きたいかにフォーカスする考え方がめっちゃ実用的!


📗② 『Atomic Habits ― 1つの習慣が人生を変える』

著:James Clear(和訳版あり)

✨ こんな人におすすめ

✔ 何か変えたいけど続かない
✔ 小さな行動で大きな結果を出したい
✔ 仕事にメリハリをつけたい/習慣を味方にしたい

🧠 本の要点(シンプル)

  • 大きいゴールより小さな行動の積み重ね
  • 習慣を「仕組み」として取り入れる
  • 継続のカギは“行動のハードルを下げること”

「今日も忙しくて結局できなかった…」
を繰り返してしまう人にこそ刺さる“実践型・地に足ついた”1冊。
仕事でも生活でも、“やること”がちゃんと動き出す思考が身につきます


まとめ|履歴書には「行きたい職場に合わせて」書き分けよう

最後に、ポイントを整理しておきます。

  • 食品衛生管理者
    • 国家資格
    • 食品工場・メーカーでの衛生管理の責任者
    • 履歴書では「食品衛生管理者 資格取得/取得見込み」と記載
  • 食品衛生責任者
    • 各自治体の講習修了資格
    • カフェ・飲食店・喫茶店の営業許可に必須
    • 履歴書では「食品衛生責任者 講習会修了/修了予定」と記載
  • すでに食品衛生管理者がある人は、
    食品衛生責任者の講習を取り直す必要は基本的にない

そして何より大事なのは、

「どんな職場にアピールしたいか」を考えて、
履歴書の資格欄を整理して書くこと。

  • 工場・メーカー志望 → 食品衛生管理者を太字レベルでアピール
  • カフェ・飲食店志望 → 食品衛生責任者+開業や接客経験をアピール

こんなイメージで書き分けると、
採用側も「この人に何を任せられるか」をイメージしやすくなります。

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