僕のアーティストがSkype面接に参加するため、今その練習に付き合っています。
国際的感覚がある部署では、Skype面接がどんどん増えている。
物理的に離れていても、顔を見ながら話ができる環境が作れる時代なんてすごいよね。
その練習の際に感じたことがあるので、まとめてみます。
Skypeのメリットは映像
ニュースやバラエティ番組を見る時、僕たちの視線は人や背景にこだわらず画面全体をとらえる。
これは目のピントを合わせる能力のためだ。
特に画面は、平面でかつ凹凸もなく目から一定の距離を保っているから全体をとらえやすい。
反して人が目の前にいる場合だと、背景ではなく人にピントが合ってしまう。
映像と現実では、目のピントが合う条件が変わってくる。
だから面接時に、スカイプに写る自分も背景も見られることに注意が必要だ。
映る範囲を確認しろ
映像は、画面に写るものがすべて人の目のピントに合う。
手前に見えるノートの端や、後ろのクッションや、片付けたはずの本たちも、画面に写れば、見えてしまう。
重要なのは映る範囲がどこまでなのか確認をすること。
不意に立った時、手を伸ばした時の範囲も確認しておきたい。
背景をデザインしよう
自分が写りしゃべっている間、必ず面接官は画面を通して自分の背景を見ている。
この時間、声だけ面接官にアピールをしているのはもったいない。
声以上に自分を表現するために、背景をデザインしよう。
学者なら、本がたくさん積みあがった部屋でインタビューを受けるだろう。
スポーツ選手なら、自分のグラウンドでインタビューを受けるし、
アーティストならば自分のアトリエ。
自分で語る以上に、背景に自分を表現しよう。
マイクは手に持て
Skypeは専用のマイクを用意しなくても、PCやスマホが音を拾ってくれるから、話をするのは本当に便利。
しかしPCやスマホのマイクは、部屋全体の音を広く拾ってしまうために音声がクリアではない。
あと相手側の音響装置の関係で、声がクリアに聞こえない場合だって生じる。
こっちは一生懸命話しているのに、外部環境のせいで話が聞こえないなんて悔しいしもったいないよ。
だからこそ、マイクを使おう。
イヤホン付きマイクがいい。
デザインもカッコイイし、機能もいい。
「聞こえない」なんて絶対に言わすな
マイクは、とにかく手に持とう。
手に持つんだ。
聞こえないと言わさないためにも、手に持とう。
マイクの握り方には気を付けて。
雑に握ると、派手な雑音が相手の会場に響き渡る。
昼間でも明かりをつけろ
映像が暗いと、人の印象も暗くなる。
明るく見せるためにも、部屋の中にいるのであれば明かりをつけよう。
画面からチラチラ、見ている人の心がザワつく
身振り手振りは大きく、でも画面に映る範囲でやろう。
身振り手振りが小さいと恥ずかしがっているように映るし、動作が大きくて画面からチラチラ切れてしまうと、見てる方はかなり気になる。
本を持ち上げたり、何かを見せたりしたいのであれば、自分の顔の横に持ち上げて、画面から切れないように確認しよう。
まとめ:目は口ほどにものを言う
よくアイコンタクトの重要性を表現するために使われる言葉だけど、口で語らなくとも目み見せることで伝わることだってたくさんある。
Skypeは映像を使って自分のホームテリトリーで話をするからこそ、言葉で伝えきれない自分を表現する最適な方法だ。
面接で話す内容も考える必要があるけど、言葉以上の自分を伝えるために、背景にもぜひこだわってみてね。