こんにちは、管理栄養士のmafiです。
- どんな試験なの?
- どれくらい難しい?
- どんな勉強をしておけばいい?
そんな疑問に、元・受験生/現役・行政の管理栄養士の立場からお答えします。
この記事では、
- 管理栄養士の公務員採用試験の「全体像」
- 試験までの3ステップ
- よくある疑問(年齢・倍率・試験内容)
- 勉強に使える「おすすめ参考書&サービス」
まで、まとめて解説します。
結論:
「試験の仕組み」と「正しい勉強法」さえわかれば、管理栄養士の公務員試験は“思っているほど難しくない”です。
地方公務員(市役所・保健所・学校給食など)を考えている方は、参考にしてくださいね。
管理栄養士の公務員ってどんな仕事?

まずは「公務員×管理栄養士」のイメージをざっくり整理しておきます。
一口に“公務員の管理栄養士”と言っても、働き方はいろいろです。
- 厚生労働省など、国の職員としての管理栄養士
- 国立病院・福祉施設・研究機関の管理栄養士
- 警察学校・自衛隊などの管理栄養士
- 県庁・保健所・学校給食センターの管理栄養士
- 市役所の保健センター・健康増進課などの管理栄養士 …など
「とりあえず安定しているから、公務員がいいな〜」
という理由で考え始める人も多いですが、
自治体によって、関わる対象や仕事の内容はかなり違います。
- 乳幼児健診・離乳食教室が多い自治体
- 生活習慣病・高齢者の健康づくりが中心の自治体
- 学校給食や食育がメインの自治体
など、「どんな分野に関わりたいか」をイメージしておくと、
志望動機も作りやすくなります。
採用試験を受けるための3ステップ

地方公務員の管理栄養士になるまでの流れは、ざっくりこの3ステップです。
- 採用試験に向けて勉強する
- 採用試験を探す
- 志望動機を書いて応募する
この3つがクリアできれば、基本ラインはOKです。
1. 採用試験に向けて勉強する(一般教養が“登竜門”)
公務員試験でいちばん最初に立ちはだかるのが、**「一般教養試験」**です。
- 全職種共通のマークシート試験
- 数的処理・文章理解・人文・社会・時事など
- このラインを突破できないと、面接にたどり着けない
公務員試験は受験料が無料なこともあり、応募者数はかなり多めです。
ただし、感覚値として👇
- しっかり準備してくる人:2〜3割
- 「受かったらラッキー」で受けに来ている人:7〜8割
という世界でもあります。
✅ きちんと勉強して、3つくらいの自治体を受験すれば
どこか1つは合格できる可能性が高い、というイメージです。
2. 採用試験を探す(「募集が出る」ときだけ受けられる)
管理栄養士の公務員採用試験は、
- 事務職のように「毎年必ず募集がある」わけではなく
- 誰かが退職したり、新しい部署ができたりしたときだけ募集が出る
という“スポット募集”形式がほとんどです。
そのため、
- 自分でこまめに自治体HPをチェックする
- 求人サイト・官報・就職情報誌などをウォッチする
といった「情報収集」が必須になります。
3. 志望動機を埋めて応募する(“面接前の印象”を決める)
募集要項が出て、試験内容を確認したら、
エントリーシートや履歴書の「志望動機」をしっかり書きましょう。
- 面接官は事前に志望動機に目を通している
- やる気・方向性・価値観は、ここでかなり判断される
- 面接前の“スタートライン”が志望動機で決まる
「とりあえず安定してるし…」
という本音があったとしても、
**書くときは「なぜその自治体・その仕事でないとダメなのか?」**を言語化しておくことが大事です。
【Q&A】管理栄養士の公務員採用試験でよくある質問
ここからは、実際の受験者からよく聞かれる質問をまとめていきます。
- Q1.管理栄養士・栄養士どちらでも受験できるの?
-
基本的には、
「管理栄養士」でないと栄養士職の公務員試験は受験できません。イメージとしては👇
- 管理栄養士 → 栄養士枠・管理栄養士枠
- 栄養士 → 調理員・給食現場などの枠
とはっきり分かれている自治体が多いです。
✅ 将来「公務員・栄養士職」を目指すなら
管理栄養士の資格は必須レベルと考えておきましょう。
- Q2.管理栄養士の公務員採用試験の倍率は?
-
私が受験したときは👇
- 募集:数人
- 受験者:約80人
- 合格:2人
という感じで、おおよそ40倍前後でした。
ただし、
- 「管理栄養士の資格」を持っている人自体が少ない
- 正しい公務員試験の勉強法を知っている人はさらに少ない
という前提があるので、
**“見た目の倍率ほど、絶望的ではない”**というのが正直な感想です。 - Q3.年齢制限はあるの?
-
これは自治体によってかなりバラバラです。
- A市:35歳まで
- B市:60歳以下
- 「社会人経験者枠」を別で設けている自治体もあり
また、ロスジェネ世代・社会人経験者の採用を後押しする流れもあり、
「新卒じゃないと無理」というわけではありません。✅ 受けたい自治体がある場合は、
必ず「募集要項」で年齢条件をチェックしましょう。 - Q4.募集内容や日程はどうやって見つけるの?
-
残念ながら、
“勝手に教えてくれる”便利なサイトはほぼありません。現実的な探し方はこのあたりです。
- 自治体の公式サイト(採用情報ページ)を定期的に見る
- ハローワークの求人・官報情報をチェックする
- 「公務員 管理栄養士 募集」「会計年度任用 管理栄養士」などで検索する
✅ こまめな情報収集が、そのまま「チャンスの数」に直結します。
- Q5.採用形態による違いはある?
-
ざっくり分けると、こんな感じです👇
- 新卒:大学卒業してすぐの人
- 中途:他業種で働いた経験がある人
- 臨時(会計年度任用職員など):産休・病休の代替や短期採用
1・2(新卒・中途)は、**「管理栄養士枠の正規採用」**を狙うイメージ。
3(臨時)は、任期付きで現場を経験するポジションです。- 「まずは行政の現場を見てみたい」
- 「いきなり正規はハードルが高い」
という人は、最初に臨時から入るケースもあります。
管理栄養士の公務員採用試験はどんな内容?

試験の組み合わせパターンは自治体によって違いますが、
よくあるのはこのあたりです👇
- 一般教養試験 + 専門試験 + 作文 + 面接(最もポピュラー)
- 一般教養試験 + 専門試験(+作文)+ 面接
- 一般教養試験 + 面接のみ
- 一般教養試験 + 専門試験 + グループ面接 + 個人面接
- 一般教養試験 + 専門試験 + 論文 + 面接
どのパターンかは、募集要項にすべて書かれています。
✅ 募集が出たら、まず最初に「試験種目」をチェック
→ 一般教養/専門/小論文/面接のどこに力を入れるべきか整理する
専門試験がある自治体では、
- 管理栄養士国家試験レベルの知識
- 栄養指導・献立・保健事業に関する基礎知識
などが問われることもあります。
管理栄養士の公務員は難しい?【正直なところ】
結論から言うと、**「難しそうに見えるけれど、やることがわかれば攻略可能」**です。
管理栄養士の公務員試験には、ざっくり2段階のふるい落としがあります👇
- 管理栄養士の国家資格(もしくはその見込み)を持っているか
- 公務員試験の“正しい勉強法”を知っているか
この2つをクリアできる人は、実はそこまで多くありません。
一方で、
事務職(主事)を目指す受験生は、
- 経済学部・法学部・教育学部・農学部…あらゆる学部から受験してくる
- 大学で「公務員対策講座」を受けている人も多い
- 単純に母数も多いため、競争も激しい
という世界です。
✅ 「公務員になりたい」だけなら事務職の方が選択肢は多い
✅ でも「管理栄養士として専門性を活かしたい」なら、栄養士枠の方が戦いやすい
というのが正直な実感です。
勉強に使えるおすすめ参考書・サービス
ここからは、実際に私も使ってきた&今の受験生にもおすすめできる
「管理栄養士の公務員採用試験向けの勉強ツール」をまとめます。
① 公務員試験 速攻の時事
「時事対策はこれ1冊で終わらせたい人」向け
- 時事問題で出やすいテーマだけをコンパクトに解説
- 通学・バイトのスキマ時間にも読みやすい
- 毎年改訂されているので、最新版を選ぶのがおすすめ
ポイント
- 「新聞を全部読む」は時間が足りない
- 速攻の時事を2周しておくだけでも、点数の底上げ効果がかなり大きいです。
② 畑中敦子の数的推理ザ・ベストプラス
「数的処理を“得点源”に変えたい人」向け
- 公務員試験の「数的処理」対策で定番の一冊
- 問題パターンの網羅性が高く、自治体問わず使える
- 独学でも理解しやすい丁寧な解説つき
使い方のコツ
- 最初からすべて理解しようとしない
- 「解けるパターンを1つずつ増やす」という意識で周回
- 苦手な分野だけ、あとから重点的に復習
✅ 一般教養で差がつきやすいのが数的処理なので、
この一冊をやり込むだけで合格ラインがぐっと近づきます。
③ 公務員試験マル秘裏ワザ大全
「公務員特有の“考え方”を身につけたい人」向け
- 公務員試験の「クセ」や「選択肢の切り方」を体系的に解説
- 問題を解くときの“思考プロセス”がわかるようになる
- 身近に公務員がいない人ほど、この本の恩恵は大きい
この本を読むと…
- 「なぜこの選択肢が正解なのか」を説明できるようになる
- なんとなく解くのではなく、“再現性のある解き方”が身につく
④ 公務員試験 受験ジャーナル(最新号)
「市役所のレベル感・出題傾向を知りたい人」向け
- 最新の公務員試験情報・出題傾向・合格体験談をまとめた情報誌
- 「自分が狙うレベル感」がイメージしやすくなる
- 市役所志望の人には特におすすめ
ここがポイント
- 過去問だけではわからない「雰囲気」がつかめる
- モチベーション維持にも使いやすい1冊です。
⑤ 小論文対策(寺本康之の小論文バイブル/落とされない小論文)
「作文・小論文が試験に含まれている自治体」向け
- 小論文の“型”をゼロから学べる入門書
- 構成の作り方・論点の整理の仕方がわかりやすい
全試験対応! 直前でも一発合格! 落とされない小論文
- 「なぜ落ちるのか」「どこで減点されるのか」を丁寧に解説
- すでに小論文に苦手意識がある人向けの“矯正本”
おすすめの使い方
- まずは「小論文バイブル」で基本の型を覚える
- 過去に失敗経験がある人は、「落とされない小論文」で地雷を潰す
⑥ Kindle本・オンライン講座(流行りのスタイル)
最近は、Kindle本やオンライン講座で勉強する人も増えています。
- スマホだけで読める
- 通学時間にサクッと復習できる
- 紙の本よりも安いものも多い
「まずは情報をざっと知りたい」という人は、
- 公務員試験の全体像を解説したKindle本
- 管理栄養士×公務員の経験談がまとまった電子書籍
を1冊ダウンロードしておくだけでも、
心のハードルがだいぶ下がります。
予備校は必要? 独学でどこまでいける?
よく聞かれるのがこの質問です👇
「管理栄養士の公務員試験、予備校に通わないと無理ですか?」
結論としては、
- 独学+上の参考書だけでも、十分合格は狙える
- ただし、自分一人では絶対に続かないタイプなら予備校もアリ
です。
- 大学の公務員講座があるなら、まずはフル活用
- それでも不安なら、過去問演習に強い予備校や通信講座を検討
という順番がおすすめです。
まとめ:管理栄養士の公務員採用試験は「仕組み」と「準備次第」で戦える

最後に、この記事の内容をサクッと整理します。
- 管理栄養士の公務員は、国・県・市で仕事の内容がかなり違う
- 採用試験までのステップは
①勉強する ②募集を探す ③志望動機を書いて応募 - 一般教養試験は“登竜門”。ここを突破できないと面接に進めない
- 試験の難易度は、
「管理栄養士資格」+「正しい勉強法」を知っているかどうかで大きく変わる - 参考書は、
- 速攻の時事
- 数的推理ザ・ベストプラス
- マル秘裏ワザ大全
- 受験ジャーナル
- 小論文対策本
あたりを揃えておくと安心
✅ いちばん大事なのは、
「いつかやろう」ではなく、「今日から1ページでも進めてみること」。
管理栄養士の国家試験と、公務員試験。
両方を並行して進めるのは決してラクではありませんが、
その先には“行政でしか味わえないやりがい”が待っています。
この記事が、あなたの「公務員・管理栄養士」への一歩目の背中押しになれば嬉しいです。













