困ってないのにいらぬ世話。『糖尿病』と知ったとたん王道助言をしてくる栄養士に反感がある人へ【生活課題と栄養】

管理栄養士のmafiです。

利用者の基本情報に『糖尿病』と書いてあるのを見ると、食事療法や運動療法、薬物療養の助言をすぐにしたくなる栄養士さんっていますよね。

血糖コントロールを促すためなのはわかるのですが、僕からすると、

[chat face=”2.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] えらい、力の入った栄養士たちだな~ [/chat]

って印象です。

だって本当の課題は、もっと別にあると思うんだよね。

王道助言をしたい栄養士ももちろん一生懸命やっている助言なんだけど、ちょっと見えてないなーって思うことが最近多いのです。

 

目次

本人は改善したいの?

僕がまず聞くのは、本人の思い。

  • 改善したい
  • 改善したいけど、できない
  • 改善したくないけど、改善しなきゃ
  • 改善したくない

そして、なぜ改善したいのか、なぜ改善したくないのかを聞く。

改善したくない理由によっては、改善を目指すよりも人生を楽しめる方向性で話をした方が絶対楽しいでしょ。

 

利用者の生活を見ろ

糖尿病になった理由は、大概が生活の中にある。

  • 甘いものが好き
  • 過食
  • インスリン抵抗性

など。

じゃ、甘い物控えて、過食をやめて、インスリンを調整しよう・・・でも、そんな簡単な話じゃないよね。
そう、そんな簡単な話じゃないのに栄養士はズコズコ土足で人の心に栄養指導。

僕は、なぜ甘い物が好きなのかを聞く。

「昔から好き」であれば、昔からどんな時に食べていたのかを聞く。

「昔はおやつで食べていたけれども、最近はイライラするとき」そう答えてくれたら、イライラするのはどんな時かを聞く。

そう。

このイライラするときの詳細を把握し、この時の対応を考えれば血糖コントロールは大きく変わるだろう。

 

本当は気づいている自分の課題

「わかってるけどできない」、そういう事は生きているとたくさんある。

でも、わかっているだけすごいよ!

だって、それが改善のための課題だから。

後は、小分けにして考えるだけ。

  • イライラするのはどんな時か
  • その場面を避けるにはどういう方法があるのか
  • その場面が起きたときに、対応できることはあるか
  • 甘いものを食べてもいい、ただしイライラ対応は欠かさないこと
  • 違う食べ物を机にストック
  • 周りに話しておき、自分を止めてくれる人を増やす

食事を変える前に、生活を変える必要がある。

 

自分の課題が見つからないとき

そんなときは、自分の検索エンジンの検索履歴を見ることをオススメする。

自分に欠けていること、自分が欲している物を探していないだろうか。

●なぜ欲しいのか
●なぜ探しているのか

そこを考えるだけで、自分の課題が必ず見えてくる。

人には言えないけれど、GoogleやYahoo!には話していることってたくさんあるよね。

 

まとめ:自分で見つけた自分の課題、栄養士に見せてやって

改善したいなって思っているあなたには、必ず達成したい、目指したい生活があるはずだ。

その生活を実現させるために、今ある課題を改善させよう。

でもちょっと視野が狭くて、生活の課題まで見れない栄養士もいるんだ。

本当は、自分で買ってきて食べてるだけでもすごいのにね。
社会に当たらず、自分でストレスを受けているだけで立派な生き方をしているのにね。

だから良かったら、見つけた課題を栄養士に教えてやって欲しい。

そして栄養士の助言を楽しんでほしい。
どんな助言かは想像つかないけど、あなたの人生に少しでも活かせる話をしてたらいいな。

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