管理栄養士を目指すなら大学はどこがいい?絶対合格するための大学の選び方

管理栄養士のmafiです。
高校生の皆さんは、そろそろ大学を選ぶ時期に差し掛かっているところでしょうか?

僕も高校生の頃、大学を選ぶのに苦労をしました。
なぜなら、

管理栄養士にはなりたいけれど、どのような大学が自分に合っているのかわからなかった

からです。

『管理栄養士養成課程』のある大学って、世の中にとても多いですよね。
そこで、今回は将来管理栄養士を目指す人向けに、大学の選び方について書いてみようと思います。

  • 将来、管理栄養士になりたい
  • これから大学受験を選ぶ時期
  • 複数の大学で迷っている

そのような方々の参考になればと思います。

目次

大学によってあなたの管理栄養士国家試験の合格は左右される

いざ大学を選ぶ段階に入ったとき、

  • どこの大学でも同じ
  • 少しでも授業料が安い大学が良い

大学選びが面倒になり、パンフレットを見ても同じような大学ばかり、そう思っていることは無いでしょうか?

人によっては、確かにどこの大学に行っても同じかもしれませんし、自分の力や家族の力など、様々な方法で道を切り開くことができる人も多いです。

また一方では、少しでも授業料が安い大学の方がよい人や、大学の中にある見えないレールに乗り就職したい方絶対に管理栄養士の資格を取りたい方などのもいると思います。

僕の場合ですが、

僕は『管理栄養士の資格は絶対に取得したい』

そう思っていました。
そして結果的に私立の大学を選んだわけですが、

この大学だから、僕は管理栄養士に合格できた

僕は自分が通った大学に対して、そういう強い思いがあります。
僕の出身大学は、特に偏差値の高い大学だったわけでもないし、就職率が高かったわけでもないですし、大学愛溢れるタイプでもありませんが。

至って普通の私立大学の出身です。

しかし、もし他の違う大学に行っていたら、僕自身はきっと管理栄養士に合格することができなかったと思うのです。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 公立を落ちたから、ひがんでいるわけではありませんよー笑 [/chat]

今、大学選びに迷っている人がいるのであれば、あなたはきっと僕と同じように選ぶ大学によって、管理栄養士の国家試験の合否を左右されるタイプの人ではないでしょうか。
是非、この機会にゆっくり大学を考えてみてくださいね。

管理栄養士に絶対合格するための大学の選び方とは

管理栄養士に絶対合格したいですか?

絶対合格合格、したいですよね。

4年間も大学に通って、資格を取得できなかったなんて少し悲しいではないですか。
是非とも自分に合う大学を選んで、管理栄養士に絶対合格をしましょう!

管理栄養士に絶対合格するための大学の選び方には、4つのポイントがあると思っています。

人の口コミや、パンフレット、また自分の思い込みのイメージや理想で大学を選んでいる人もたくさんいると思います。
そのような基準で大学を選ぶのも手で、それはそれで十分な方法です。

ただ口コミやパンフレットから大学を選ぶとなると、

どのようなポイントで大学を見たらいいのか?

と考える人は多いはずです。
そこで、大学を選んでいる時にふと立ち止まってしまったときには、この4つのポイントを参考にしてください。

  1. 『管理栄養士養成課程』の大学を選ぶこと
  2. 公立と私立の大学の違いで選ぶ
  3. 都会と田舎の地域格差の違いで選ぶ
  4. 就職先の違いで選ぶ

この4つのポイントと自分の理想を比較して、大学を選ぶことがポイントだと思います。

1.『管理栄養士養成課程』の大学を選ぼう

『管理栄養士養成課程』という言葉を目にしたことがあるでしょうか?

栄養系の大学には、

  • 栄養士を養成する大学
  • 管理栄養士を養成する大学

の2種類の大学があります。

『管理栄養士養成課程』とは

管理栄養士の合格に必要な授業を大学卒業までにシステム的に組んでいる大学のことで、管理栄養士を養成することを目的としている

そのような大学のことを指しています。

つまり大学側の言うままにシラバスを登録し、きちんと単位を取得することができれば、管理栄養士の国家資格を受ける『受験資格』をとることができるのです。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 管理栄養士の国家資格を受験するには、『管理栄養士の受験資格』が必要になるのです。 [/chat]

栄養士の養成課程の大学では、少し遠回り

ただ『栄養士』を養成する大学では、管理栄養士を養成するための授業カリキュラムを組んではいないので、大学を卒業しても、管理栄養士の受験資格をとることはできません

そのため、在学中に管理栄養士の受験資格が欲しくなった場合は、

  • 『管理栄養士の養成課程』の大学に編入する
  • 社会人経験を3年積み、『管理栄養士の受験資格』を得る

などの方法で、まずは『受験資格』を取ってから、『国家試験を受験』する必要があります。

しかしこの場合、

  • 大学を編入する
  • 栄養士経験を3年積む必要がある

など、『管理栄養士養成課程』を卒業する場合よりも期間や精神的な負担がかかるというデメリットがあります。

2.栄養学科の『公立』と『私立』の大学の違いとは

栄養学科については、『公立』『私立』でも大きな違いがあります。

その違いとは、

  1. 授業料の金額が違う
  2. 偏差値の差
  3. 授業で重要視される分野・質が違う

の3つです。

授業料は特に重要ですよね。
安くはない授業料を4年間ずっと支払い続けることになるので、お金はとても大きな違いです。

1.栄養学科の授業料の違いとは

栄養学科はよく『文系』と表現ざれることが多いですが、僕は絶対に『理系』だと思っています。

なぜなら、栄養成分の成り立ちや吸収に関しては科学が、献立の計算には数学の知識が不可欠です。
また管理栄養士は病態に関する知識が不可欠なので、医学も学びます。

しかも、この医学書はけっこう高額
1冊5,000円~数万円の本を使う場合も多々あります。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 栄養学科の教科書代は結構かかります。 [/chat]
それに加えて、授業料が必要になります。

公立:年間50万円×4年=約200万円
私立:年間100万円×4年=約400万円

[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 私学に進むと、かなりお金が必要となってきますよね。 [/chat]
大学への進学には大金が必要なことから、奨学金を取って大学に行こうと考えている人もいるかもしれませんね。

偏差値

[chat face=”man1.jpg” name=”高校生” align=”left” border=”red” bg=”none”] 公立の大学に行きたいが、自分の偏差値が足りない [/chat]
そう考えている人は少なくないはずです。

  • 頭がいい人は公立
  • 公立を落ちた人が私立

偏差値を考えると、そのような現実が立ちはだかります。
でもちょっと待ってくださいね。

僕の友達には、公立の大学に行っても授業についていくことができず中退した人もいますし、国立の大学を卒業しても何も資格を取っていなかったため、就職できずニートを続けている友人もいます。

これを思うと、公立に行くことが全て正しいとは言い切れず、自分の性格や知識レベルなどと大学環境があった大学に行くのが、一番だと思うのです。

どこの大学でも必ず1人は管理栄養士に合格している先輩がいるはず

パンフレットを、1度確認してみてください。

どんなに偏差値が低いと思っている大学でも、
必ず1人は管理栄養士の国家試験に合格している人がいるはずです。

どんな大学でも、その偏差値のレベルなりに勉強に励む学生はいるものです。
その大学の環境と自分の性格さえ合えば、アナタでも管理栄養士の国家試験に合格できるということです。

管理栄養士への合格は、本人の勉強する意志が最優先。
自分の理想の大学へ合格できなかったとしても、勉強する意志を放棄しない限り、管理栄養士には絶対合格することができると思います。

授業で重要視される分野と質の違い

また公立と私立の大学選びで、大切にした方がいいと僕が個人的に思うポイントは、『授業の専門としている分野と質』だと思うのです。

  • 自分で勉強できる人は公立
  • 自分で勉強しないならば私立

という選び方ができると思うのです。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] え?遊びたい人が私立の大学に行くのでは? [/chat]
なんて思う人もいるかもいれませんが、『管理栄養士養成課程』の私立の大学は、少し様子が違うかもしれません。

僕自身、勉強はあまり好きな方ではありませんでした。
どちらかといえばさぼりたいし、暇があれば携帯を眺めているような人間です。

僕みたいに、自ら進んで勉強をするようなタイプでは無い場合は、管理栄養士試験の合格に向けて明確に勉強に力を入れている私立の大学をオススメします。

私立の大学は管理栄養士の資格合格を最優先

見てみてください、私立大学のパンフレット。
そのパンフレットには、『管理栄養士』の合格率について書かれてはいないでしょうか?

そう、私立大学の1番のアピールポイントは、卒業生の管理栄養士国家資格の合格率なのです。
つまり、4年生の管理栄養士の合格率が大学の名誉を左右するので、授業や強制的な補講、模試などが次々と実施され、専門学校並みの力が入っています。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 管理栄養士は、専門学校からの受験ルートはありません [/chat]
僕は、この大学の国家試験へのすさまじい力の入れようによって、管理栄養士に合格させてもらったと思っています。

管理栄養士を目指す大学は遊べないの?

このように書くと、管理栄養士を目指す大学はまるで遊べないようにも見えますが、

  • 1~2年生の間
  • 3年生のすきま
  • 4年の就活が終わった後

は比較的に遊ぶことができます。

ただし、4年生は管理栄養士の国家試験を受験しなければならないため、勉強ができていない人にとっては、遊ぶ時間はほとんどないと思います。

『管理栄養士』は通過点であれば公立を

しかし、中には周りにうるさく言われない方が、自分でどんどん勉強できるタイプの人もいると思います。

そのような方は、無理に管理栄養士の合格率を上げるために必死な私立大学を選ばなくても、どのような大学でも、自分の意思で管理栄養士に合格できるはずです。
お金や、将来の経歴を考えて、公立の大学がいいと思います。

また公立研究・論文が重要視されていて、卒業時には必死で作成して論文を書く必要があります。
また大学で学んでいる分野・範囲はあくまで基礎的分野です。

  • 管理栄養士の資格は研究機関に就職するために欲しい
  • 現場で管理栄養士として働くよりも、将来の経歴に持っておきたい

などなど、『管理栄養士』の国家資格は、あくまで通過点

既に先を見据えることができているのであれば、公立がオススメです。
知識レベルもそうですが、管理栄養士を持っておけば、将来の自身の経歴にも役立つと思います。

3.大学の「都会」と「田舎」の地域格差の違いとは

地方では、管理栄養士の養成課程の大学が田舎にある場合も多いですよね。

田舎の大学の方が環境的にのどかで、心豊かに勉強できるというメリットもありますが、
気を付けたいのが、就職先です。

その大学の近辺には、田舎であれば管理栄養士の就職先は少ないでしょう。
[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 行政や病院など、数が限られると思います。 [/chat]

選ぶ大学の卒業生が、一体どのような就職先を選んでいるのか、その点は欠かさずにチェックいておきたいところですよね。
都会にある大学の方が、就職先に幅があるのは確かです。

大学によって管理栄養士として就職先の違いはあるの?

管理栄養士は、卒業する大学によって就職先の違いが明確です。

[chat face=”sakana1.jpg” name=”mafi” align=”right” border=”gray” bg=”none”] 管理栄養士の場合、大学によって、就職先が左右される可能性が高いことは頭に入れておきましょう! [/chat]
例えば、管理栄養士の養成課程で教鞭をとっている大学教員たちの多くは、現場の病院、行政、福祉施設で経験を積み、大学に就職している人が多いです。
そのため就職時には、その先生たちのつながりで就職する場合が、とても多いのです。

特に病院、福祉施設、保育施設などは明らかです。

〇〇先生の元職場に就職した
〇〇先生からの紹介で

就職時には、そんな単語が溢れることでしょう。

なぜ管理栄養士の就職時に、そのように人つながりで就職が左右されているかというと、

  • 管理栄養士の職場は女性ばかりの閉鎖的な職場環境が多く、職員同士のコミュニケーション能力が高い方が好まれる
  • 1度就職すると、転職を繰り返す女性は少ない
  • 自分の施設が研修会を実施する際に、講師に大学の先生に頼み、恩を売り買いしている
  • 就職したあとでも、研修会などで常に同じ県内の管理栄養士と顔を合わせることが多く、就職や職場環境に関し、悪い噂が流れることを恐れている

などなど、管理栄養士の就職の世界は、とても狭いコミュニティーなのです。

だからこそ、団結式が強く、災害時などでは無償の愛を持って専門性を活かす人が多くおられ、ある意味ではメリットでもあると思います。

ちなみに僕の場合は、

先生のつながりのない保育所
先生のつながりのない病院
先生のつながりのない保育所

を受験して、全ての採用試験に落ちました
ただ、
先生のオススメの病院を受験して、就職を決めている大学同期を何人も見ています。

でも、先生のつながりで受験した場合、

一生、先生に頭が上がらない
簡単にやめられない
自分の失敗は、先生の顔をつぶすことになる

そのようなデメリットもあるので、先生のつながりで就職する場合は覚悟してくださいね。

もし就職したい病院、施設、会社が決まっているのであれば、それらの職場を退職された先生がいる大学、を選ぶことが格段に有利です。

行政の管理栄養士を目指す場合、公立、私立どっちでも変わらない

僕は行政で管理栄養士をしていますが、出身大学の差についてはあまり影響を感じていません。

地方の行政だからかもしれませんが、
50人いる管理栄養士のうち、

  • 公立3割
  • 私立4割
  • 専門学校、短大3割

と言ったところでしょうか?

ただ50人の管理栄養士のうち、ストレートで行政に就職している管理栄養士は1人もいません。
病院や福祉施設で経験を積んで、転職している人が100%です。

もちろん、この状態はそれぞれ各行政によって違います
例えば学校給食の管理栄養士の場合、大卒ストレートで就職している友人が数人います
行政でも「管理栄養士」枠ではなく、「栄養士」枠で、管理栄養士の友人もストレートで就職している場合もあります。

とにかく、行政への就職は大学であまり左右されません。
行政の採用試験をクリアするポイントは、

教養試験に合格すること
面接で経験ある人材だとの好印象を残すこと

この2点につきます。
現場では常に即戦力を欲しているので、経験ある人のほうが就職には明らかに有利です。

▽その他、こちらも参考にどうぞ

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まとめ

管理栄養士に絶対合格するための大学の選び方について、僕なりに書いてみました。
大学は、同じ知識レベルの人が集まる場所です。
特に『管理栄養士』は大学を卒業した後も、研修会などで同期と顔を合わせることも多いでしょう。

大学選びから、いろいろと気にしておきたいところですよね。

でも、これはあくまでも僕の意見なので、ほどほどに参考にしてください。
良い大学、良き先生に出会えるといいですね。

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