自己啓発

僕が管理栄養士になった理由と、行政へ就職した理由

僕は、大学に入った頃から『将来の就職先は公務員がいいな』と考えていた。

その理由は、「公務員」という法律を使った仕事がカッコよく思えていたからだ。

実際に公務員になって思うことは、法律を使った仕事はおもしろい。
やっぱり時代の流れが見えることが、とてもとても面白いよ。

 

栄養学科に進学した理由は恋煩い

僕が栄養学科に進学した動機は、実は人に話すのが恥ずかしいくらい不純な動機なんだ。

 
高校生の頃、僕は将来法学部に進学して公務員になることを目指していた。

だけれども当時好きな女の子がいて、大学生活でその子と同じ大学に進学を考えていた。

しかしその彼女が希望する大学には法学部は無く、あったのは栄養学科。

 
理系だった僕は、ここで進路のことをひとしきり考えた。

弁護士になるのであれば、大学を卒業した後もいかねばならぬ学校がある。

法科大学院というところだ。

お金はどうするのか。
あと一番の問題は、お金と僕のやる気、モチベーションだった。

そして僕は、恋煩いから栄養学科を選んだ。

 

大学1、2年はほとんど勉強せず

僕の大学進学は恋愛が目的だったので、1年の頃は授業にほとんど出ない日々。

2年目は好きなこと別れて、さらに大学に行かなくなった。

 
だけれど3年の時の学科長との面談である言葉をもらう。

『栄養士はタダの人、管理栄養士こそ栄養士』という言葉。

 
僕はこの時、初めて栄養士と管理栄養士が違うことを知った。

栄養士は大学を卒業したらなることができる。

管理栄養士は、栄養士資格にプラスして国家資格の合格が必要。

 
あと、公官庁に勤めたいならば管理栄養士がなければ栄養士としての仕事にはつけないということも知った。

単なる栄養士は、「調理師」と同じ扱いだということも。

だから僕は管理栄養士になることにした。



 

就職時に、夢の大切さを痛感

3年の後半から就職に向けての準備が始まった。

僕はここで、公務員としての「事務」の試験を受けた。

 
元々公務員志望だけあって、公務員的な考え方に対応性があったみたい。

公務員試験に必要な判断推理と、数学、理科系の問題集を5冊買って勉強した。

僕は文系が大の苦手だったので、自分の得意分野では満点を取る覚悟だった。

 
公務員事務採用試験の結果は合格。

 

行政の管理栄養士は「取得見込みは不可」

なぜ、僕が管理栄養士の採用試験を受けずに事務の採用試験を受験したかというと、行政の管理栄養士の募集の大半は、「管理栄養士資格の取得見込みは不可」だからだ。

 
管理栄養士の国家試験は、4年生の3月受験。卒業間近。

でも行政の採用試験を受けるのは、4年の4月から。
4年生になったばかり。

だから大学生の就活時にはまだ管理栄養士の国家試験なんて受験もしていないので、行政の「管理栄養士」の採用試験は受けることができなかった。

 
でも例外に、小学校の給食施設や栄養教諭では、見込みで採用している自治体もある。

だから自分の行きたい自治体のことを、よくよく調べなければいけないよ。

 

病院や施設は「取得見込み可能」

行政に反して、病院や施設などの管理栄養士の採用試験は、「取得見込み」で採用をしている。

もちろん資格が取れなかったら、最後。

その施設で「栄養士」として調理に回されたり、数か月後に解雇されたり。

採用に関する条件が変わるんだから、仕方がないよね。

 
僕は管理栄養士の資格を取得見込みで、病院2つ、福祉施設1つ、保育所1つの採用試験を受けたがどこも受からなかった。

理由は今となっては、よくわかる。

 mafidoma 
mafidoma
マフィドマ ー 保守的な心の栄養レベルを上げるブログ

栄養士の世界は人間関係の世界だから。

 

だから、一度僕は事務屋になった

そして事務屋になった僕は、正直、管理栄養士はお腹いっぱいだった。

国家試験にも合格したし、やり切った感じ。

 
だけれどせっかくとった資格だし、少し生かしてみたい気もする。

そこで入ったのが「栄養士会」だった。

日本栄養士会は、管理栄養士・栄養士により組織された職能団体です。都道府県栄養士会と連携・協力して、食の営みのよろこび…

これは日本栄養士会のHPだけれども、各都道府県にも栄養士会がある。

大概のHPはめっちゃhtmlのちょー古めかしいHPだけど。

 
年間1万数千円を支払って、僕は会員になった。

研修会にも参加できるし、最初は100%興味本位だった。

 

僕を管理栄養士の世界に呼んだ人

栄養士会の研修に参加して3回目だったかな。

ある栄養士に出会った。

 
彼女は僕が事務屋として採用された組織の管理栄養士だった。

「なぜ、管理栄養士として仕事をしていないの?」

と聞かれた僕は、民間の管理栄養士採用試験に受からなかったこと、当時は行政を受けれなかったことを話した。

すると、そんなところで事務をしていてはダメだと彼女は言った。

「もう一度、管理栄養士として就職し直しなさい」とね。

 

広報を見たことが縁の始まり

就活については、僕にはしんどかった思い出しか残っていなかった。

管理栄養士として採用されなかったことで心も折れていたし。

 
だけど、栄養士会で偶然出会った人に声をかけてもらって嬉しかったのは事実。

再度就職活動をする不安を考えながら、その日は帰宅。

翌日に隣の町に住む祖母の家を訪ねた時、いつもは目にもしないその市の広報紙に手が止まった。

 
広報の中を見ると、管理栄養士の採用案内が載っていた。

 

職場をこっそり見に行った

学生時代に行政に実習に行っていたことで、「行政=小児に対する健診」というイメージを僕は持っていたが、当時大学も卒業していたので行政の就職に関して相談する人は僕にはいなかった。

 
だから僕は、自分で管理栄養士の職場を見に行くことにした。

まずは行政の人事課に電話して、栄養士がいる職場の種類と業務内容を教えてもらった。

そして実際に一番たくさん栄養士がいた部署に行き、「10分だけ話をさせて欲しい」と事前にアポイントを取っていた年配の栄養士と話をした。

 
会うといろいろ聞いてしまい、1時間近く話した覚えがある。

「行政は、異動があるから」と彼女は言った。

小児の健診、保健所、学校給食、成人、施設、病院などなど、市の関連する施設へ異動があるという。

その話を聞いて、僕は好奇心旺盛な自分にぴったりだと思った。

今思うと、行政は専門性を高めることが少ない反面、管理業務に徹しなければならないところがある。

管理業務は、現場を知らないとできないこと。

例えば、献立を立てるにしても、調理する厨房の動線を考えて立てるよね。

ということは、厨房の器具や区域、人の動きなど様々なことを考えなければならない。



 

僕は行政の採用試験を受験した

せっかく就職するんだから、ワクワクすることをしたいよね。

 
毎日様々な問い合わせがあって、知らない人に会い、驚くような話を聞く。

地域に出て一緒に運動して、料理して、お茶飲んで。

毎日繰り返す業務もあるけれど、基本的には達成したい目的や、根拠となる法律に基づいて僕たちは仕事をする。

 
やらなければならないから、ではなくて、到達したい目標がある。

それはどんな仕事でも同じだよね。

ただ僕は行政職員として、国が目指す方向に向けて、僕がしたいことをしたいように実行している。

面白い仕事だよ。