管理栄養士

【経験論】栄養士と管理栄養士には現場の扱いに大きな違い。

管理栄養士のmafiです。

この記事は、栄養士・管理栄養士にこれからなろうとしているけれど、「管理栄養士」と「栄養士」ってどっちになる方がいいの?と迷っている人に読んでもらいたと思っています。

僕の職場は「管理栄養士」が正職員

僕は「管理栄養士」として、正職員で働いています。

だけど違う職場には「栄養士」が仕事に入っている課もあります。
それは管理栄養士が産休に入って休んでいるため、その管理栄養士の代わりに臨時として「栄養士」が入っている状態です。


「栄養士」の正職員は、僕の自治体にはいないのです。

臨時で入っている「栄養士」の仕事内容は?

「栄養士」って管理栄養士のように国家試験の合格者ではないので、扱われ方がちょっと事務屋のよう。

例えば、印刷、製本、電話・窓口対応。
専門的な仕事は、あまりありません。

「栄養士」でもいいや。

なんて思いながら、管理栄養士養成課程にいるアナタ。
これだけは知っといて。

「管理栄養士」の方が、きちんとした「栄養士」として扱われますよ。

それは、「栄養士」という仕事がある業界では、どこも同じです。

栄養士とは

昭和二十二年法律第二百四十五号
栄養士法
第一条 この法律で栄養士とは、都道府県知事の免許を受けて、栄養士の名称を用いて栄養の指導に従事することを業とする者をいう。

第六条 栄養士でなければ、栄養士又はこれに類似する名称を用いて第一条第一項に規定する業務を行つてはならない。

 

「栄養士」は栄養指導に従事することができると書いてあります。

mafi
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つまり、多くの人の前で『みかんにはビタミンCが含まれてますよ』と話すことができる、という意味です。

栄養指導とは

えいよう【栄養 nutrition
生物は外界からとり入れた種々の物質を材料にして体の構成物質を作り、また体内で物質が分解するときに生じる化学的エネルギーを利用してあらゆる生活活動を行っている。このような体外からの栄養物質(これを栄養素という)の摂取と体内でそれを利用する過程を栄養という。
※世界大百科事典 第2版の解説

活動に必要なエネルギーを得るための食べ物を体内に取り入れることについて、指導ができます。

管理栄養士とは

昭和二十二年法律第二百四十五号
栄養士法
第一条
2 この法律で管理栄養士とは、厚生労働大臣の免許を受けて、管理栄養士の名称を用いて、傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導、個人の身体の状況、栄養状態等に応じた高度の専門的知識及び技術を要する健康の保持増進のための栄養の指導並びに特定多数人に対して継続的に食事を供給する施設における利用者の身体の状況、栄養状態、利用の状況等に応じた特別の配慮を必要とする給食管理及びこれらの施設に対する栄養改善上必要な指導等を行うことを業とする者をいう。

第五条の五 管理栄養士は、傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導を行うに当たつては、主治の医師の指導を受けなければならない。
第六条
2 管理栄養士でなければ、管理栄養士又はこれに類似する名称を用いて第一条第二項に規定する業務を行つてはならない。

「管理栄養士」は、栄養指導ができるのはもちろん、

  • 病気のある人、また状態のアセスメントをしていない個人に対して、健康増進のための栄養指導ができる。
  • 集団に対して、施設で給食管理ができる。
  • 病気があって治療が必要な人には、医師の助言を聞いて指導しよう。

と書いてある。

mafi
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管理栄養士だと『アレルギーで炎症を起こしている皮膚を強くするためにも、細胞の構成に必要なビタミンCを摂りましょう。
ビタミンCは、みかんに多く含まれているので、あなた食生活の場合、冬の時期は1日1個は食べたいですね。』と、いうところまで話せるってこと

わかりやすく書いてみると、

アレルギーで炎症を起こしている皮膚個人の身体の状況、傷病者に対する療養のため必要な栄養の指導
細胞の構成に必要なビタミンCを摂りましょう健康の保持増進のための栄養の指導
あなた食生活の場合、冬の時期は1日1個は食べたいですね:個人の身体の状況

管理栄養士の方が、伝えることができる内容がめっちゃ多い。

差1:できること、できないことがある

現場で栄養指導している人は、大概が管理栄養士の人だ。
やっぱり相談に来る人がどんな病気を持っているかわからないし、どんな生活をしているかわからない。

個人の状態にあった話をする必要があるためだ。

「栄養士」であれば、「一般的にはカルシウムを摂るには小魚がオススメです」としか答えられないところ、
「管理栄養士」であれば、「あなたはカルシウムが普通の人より少なめですので、カルシウムを摂るために小魚を追加してみてはいかがでしょう」という具体的な話ができるよね。

差2:心の壁

僕が個人的に大きいと思っていることが、「管理栄養士」と「栄養士」の心の壁

残念ながら、栄養士をちょっと下に見る管理栄養士ってまだまだ多い。

僕は栄養士資格でできる仕事はどんどんしてもらいたいけれども、部署によっては「栄養面は管理栄養士しかダメ!」みたいな言い方もある。

そんな理不尽な目にはあいたくないよね?

差3:給料の違い

栄養士の給料は、初任給手取りで13万円程度だろう。
安い給料で栄養士を雇い、管理栄養士並みに働かすブラック企業は今でも絶えない。

管理栄養士は、施設は手取り18万、病院は20万くらいかな。
病院はやっぱり人の命を扱うだけあって、給料は高いよね。

まとめ:せっかく管理栄養士養成課程にいるなら、国家試験を受けよう

管理栄養士の資格は大学を卒業し、社会人になった後でも確かに取れる。

しかし、その勉強課程は想像できない大変さがあるだろう。

だからこそ、現役で管理栄養士に合格しておくのがいいと思う。
絶対おすすめだ。

将来栄養士という名で働きたいと思っているのであれば、僕は「管理栄養士」を取っておくことをオススメする。